英国の経済誌『Economist』の企業内事業部門であるEconomist Intelligence Unit(EIU)は9日、「2009年世界の主要都市の生活費ランキング」を発表した。
ランキングの結果、世界でもっとも生活費が高い都市となったのは東京、2位に大阪が続いた。同誌によると、日本の2大都市がトップ2を独占した理由を「円高の影響で外国人居住者にとってもっとも生活費がかかる都市になった」と分析している。
以下のランキングでは、3位にパリ(フランス)、4位にコペンハーゲン(デンマーク)がランクイン。前年トップのオスロ(ノルウェー)は5位に後退した。
その他ランキングの特徴では、トップ10圏内のうち東京、大阪、シンガポール以外はヨーロッパ諸国が占めた。
一方、生活費が安い都市の1位はカラチ(パキスタン)、2位はムンバイ(インド)、3位はニューデリー(インド)、4位はカトマンズ(ネパール)とインド周辺諸国が上位を独占する結果となった。