イオンとファミリーマートは4日、イオンの電子マネー「WAON(ワオン)」に関して、業務提携すると発表した。2009年秋より、約6,800店舗のファミリーマートで「WAON」が利用できるようになる。

WAONカード

このたびの業務提携で、WAONが利用可能な店舗数は全国で34,000店舗強まで拡大する予定であるという。WAONの月間利用件数は約1,300万件(1月20日現在)で、日々の生活に幅広く活用される社会インフラとしての電子マネーを目指しているとのこと。一方、ファミリーマートでは現在「iD」「Suica」「Edy」の電子マネーを既に導入しており、WAONの導入で、「全店規模で利用できる電子マネーのバリエーションが増えるため、様々な生活シーンにあった決済手段をこれまで以上に提供できるようになります」としている。

WAONが導入されれば、ファミリーマートの店舗で「WAON」を使って買物をすると、200円につき1WAONポイント、または1マイル(「JMB WAON」「イオンJMBカード」の場合)が貯まるサービスが開始される。「利便性の向上に加えポイントやマイルを貯める楽しさも提供いたします」(両社)とのこと。また、レジでの現金によるWAONチャージも可能となる。

さらに、ファミリーマートの店内などに置かれているマルチメディア端末「Famiポート」で、貯まっているWAONポイントをWAONに交換したり、残高照会ができるようになる。「Suicaポイント(JR東日本)」「ときめきポイント(イオン)」「JALマイル(JAL)」などのポイントは、各社のWebサイトなどで交換手続きを済ませておけば、Famiポートで、これらのポイントをWAONポイントに交換することも可能。

両社は今後、「両社それぞれの顧客基盤や事業特性を活かし、お客様満足の更なる向上に積極的に取り組んでまいります」と述べている。