東京都交通局は31日、都電荒川線で新しい「レトロ電車」、9002号の運行を開始する。二重屋根風の外観とし、室内の床や壁面などは木目調を採用し、昭和の雰囲気を演出したとのこと。昨年導入されたレトロ車両の9001号と同型で、車体は紺色とクリーム色のツートンカラー。定員は64名(座席22名)、車いすスペースやスタンションポール(縦手すり)を設置してバリアフリーに配慮したほか、従来の車両に比べて約2割の省エネを実現したという。

都電9002号

室内は木目調に

同車両の導入を記念して、2月8日の10:00~12:00に荒川電車営業所で車両撮影会が開催される予定。昨年登場した9001号と9002号を展示するとのこと。入場は無料。また、当日は9002号車をデザインした記念バス共通カードも販売される。金額は1,000円で1,100円分の乗車が可能。1000枚の限定発売となる。

昨年登場した9001形(左)と9002形