錦川鉄道(山口・岩国)はこのほど、新型気動車「きらめき号」の運行を開始した。同車両は同社が2007年から導入しているNT-3000形の4台目で、旧型車よりも車体長が2m長い18mタイプとなり、車体は黄色で側面にはホタルが描かれている。座席は扉付近がロングシート、中央がクロスシートのセミクロスシートで、トイレを装備しているとのこと。同車両と入れ替えで旧型車がすべて引退したため、同社の車両はすべて新型車となった。
NT-3000形は新潟トランシスが製造した。4台の塗色はすべて異なり、2007年に導入したNT-3001形「せせらぎ号」は清流をイメージしたブルーで側面には鮎が描かれている。2008年に導入したNT-3002形「ひだまり号」は桜をイメージしたピンクで側面には桜が描かれ、同時に導入されたNT-3003形「こもれび号」は森林をイメージしたピンクで側面にはカワセミが描かれているという。
錦川鉄道は旧国鉄岩日線を継承した第三セクターの鉄道会社。同社の錦川清流線はJR岩徳線の川西を起点とし、山口県岩国市北部の錦町駅までの32.7kmを運行する。運行本数は1日11往復。すべての列車がJR岩徳線に乗り入れて、JR岩国駅を発着する。