タミヤは19日、同社のRCカーファクトリーチーム「TRF」(タミヤレーシングファクトリー)が、2008年11月13日から16日にタイ・バンコクで開催された「IFMAR ISTC電動ツーリングカー世界選手権」に参戦し、世界タイトルを獲得したと発表した。

2008年度の「IFMAR ISTC電動ツーリングカー世界選手権」を制したTRF

今大会は同社のエースドライバー、マーク・ライナート選手(ドイツ)が、「TRF416シャーシキット ワールドエディション」を使用し、2002年、2004年に続き3度目、自身2度目となる世界タイトルを獲得している。このほかTRFからは、ビクター・ウィルク選手(スウェーデン)が6位、ジレス・グロスカンプ選手(オランダ)も10位に入賞。同社は、「世界最高峰の舞台でタミヤ製RCカーの優れた性能を証明した」としている。

マーク・ライナート選手(中央)

なお、「TRF416シャーシキット ワールドエディション」は、レース専用に開発、市販される上級者向けハイエンドRCカー・TRFシリーズの最新モデル。カーボン製フレームにベルトドライブによる4WD、サスペンション機構や構成パーツの一つ一つに至るまで、TRFのレース活動を通して得られたデータをフォードバックして開発されている。発売は12月6日で、価格は79,590円(RC装置、ボディ、バッテリー、モーター、タイヤは別売)。

「TRF416シャーシキット ワールドエディション」

マーク、ビクター、ジレスの3選手は11月22日、23日に静岡県のツインメッセ静岡で開催の「タミヤフェア2008」にて行われるRCカーレース、「タミヤGPワールドチャンピオン決定戦」にゲストドライバーとして出場。世界トップクラスのテクニックを披露する。また、IFMAR世界選手権で実際に使用したマシン、優勝トロフィーも会場に展示される予定。