ルノー・ジャポンは24日、「トゥインゴ(TWINGO)」を14年ぶりにモデルチェンジを行うと発表した。発売は11月7日より。価格は、「トゥインゴ」が198万円、ターボエンジンを搭載した「トゥインゴGT」が240万円。

トゥインゴGT ※イメージ

1993年に発売した先代「トゥインゴ」は、小さなモノフォルムの車体に高い機能性を兼ね備えた小型車。発売以来、14年間モデルチェンジは行われていなかった。今回発売する新型トゥインゴは、コンパクトさと高い機能性という特徴を引き継ぎつつ、新しい時代に対応した品質や環境性能、安全性を備えたとしている。

車体は先代「ルーテシア」に採用されていたシャシーをベースに開発。タイヤをボディの四隅に配置し、フロントとリアのオーバーハングを極力短くしている。先代トゥインゴに比べ、全長は170mm長い3,600mm、全幅は25mm広い1,65mm、ホイールベースは20mm長い2,365mmになったにもかかわらず、回転半径は先代の5mに対し4.9~5.2m(タイヤサイズによる)と、ほぼ同じに収まっている。サスペンションは、マクファーソンタイプ(フロント)、H型ビーム式(リア)などにより、高い走行安定性を確保。さらにトゥインゴGTは専用のチューニングが施され、コーナリング中の安定性を高めると同時に、ハンドリングの精度も高められているという。

スタンダードモデルのトゥインゴは、1.2L(リッター)16バルブの75馬力エンジンとマニュアルモード付5速(クイックシフト5)トランスミッションを搭載。これは電子制御油圧クラッチにより変速するもので、オートマチックモードとマニュアルモードが選択できる。なお、日本のAT限定免許で運転可能となる。トゥインゴGTは新開発の1.2LのTCE(turbo control efficiency) 100馬力エンジンを搭載する。トランスミッションは5速マニュアルとなる。

安全面では、電子制御制動力配分システム付ABS、緊急時ブレーキアシストシステムを装備。トゥインゴGTにはESP(横滑り防止装置)も搭載される。室内では、助手席用エアバッグを含む、フロント、サイド、カーテンの6つのエアバッグを標準で装備するほか、アンチサブマリン形状のシート、助手席と後席にはISOFIX対応チャイルドシートを取り付けるためのアンカーを装備する。

また、先代に比べて室内空間を拡大。前席の頭上空間は+20mmの897mm、後席のニールームは+30mmの230mmへと広くなった。左右独立リアシートは、別々にスライド、折り畳みが可能。荷室容量は165~285L(VDA計測値)を確保。リアシートを畳むと959Lまで拡大する。荷室開口部床面の高さは679mmと低い。ステアリングには高さ調整機能が新たに装備された。また、トゥインゴGTにはオートエアコン、シート高調整機能、電動パノラミックグラスルーフ、クルーズコントロールなどの装備を搭載する。

トゥインゴ

トゥインゴGT

インパネ ※トゥインゴ

電動パノラミックグラスルーフ