ソニー銀行はこのほど、ローン情報の一環として住宅ローン利用者のデータを発表した。

データによると、同社で住宅ローンを利用し始めた年代としては、30~40代が全体の88.5%と高い数値を占めている。また、借入年齢が高くなるについて、借り換えを利用する人が増加するのも特徴的。やはり、働き盛りのうちに住宅ローンを組んでおいて、低金利の条件にあったものを見つけて借り換えしていくというスタイルが一般的のようだ。

特に同社では、資金使途として「借り換え」を理由と挙げる人が全体の60.6%と高い数値をマーク。理由としては、「金利が低い」「ローン保証料がかからない」などコスト面の意見をはじめ、「繰り上げ返済が簡単」といった利便性の高さを重視する声も多くあがっている。

繰り上げ返済については、同行住宅ローン利用者の2人に1人がすでに利用済みだ。金額は、1回につき1万円から数百万と広範囲となっており、50万円以下が全体の60.1%となっている。これは、「こまめに繰り上げ返済をすること」という住宅ローンにおける早期完済の鉄則を利用者が守り、マイペースに繰り上げ返済を活用していることを物語っているだろう。

繰り上げ返済時期としては、ボーナス時期である6・7・12・1月がやはり圧倒的に多い。金利タイプは、同社においては利用者の53.6%が「変動金利」タイプを選んでいる。ただし変動金利は、金利が上昇した際に返済額が増えるというリスクもあることも心に留めておこう。大事なポイントは、自分の返済スタイルをイメージして金利タイプを選ぶということを忘れてはいけない。