北条鉄道(本社: 兵庫・加西)は10月18日と19日、同鉄道全駅で「北条鉄道まつり」を開催する。10月14日の「鉄道の日」にちなんだ企画で、起点の粟生駅(兵庫・小野)から終点の北条町駅(同・加西)までの13.6km、全8駅が会場となり、各駅のボランティア駅長の発案によるイベント、スタンプラリー、ディーゼルカー2両運転などが行われる。また、国鉄路線時代を再現して車掌が乗務し、社内補充券を発売する。開催時間は両日共に10:00~16:00。

フラワ2000形を重連運転

同鉄道初の車内補充券

北条鉄道は旧国鉄北条線として1985年まで運行され、その後第三セクターとして運行されている。通常はワンマン運転で、ラッシュ時以外は1両で運行しているとのこと。イベント開催時は北条市発9:30から、北条市着16:32までの列車がすべて2両編成の運行となるという。また、車掌が乗務して車内補充券発行も予定されており、全駅名が記載された車内補充券の発売は北条鉄道開業以来初めてとのことだ。

各駅ではスタンプラリーが開催されるほか、いくつかの駅ではボランティア駅長によるイベントが行われる。各駅のイベント内容は以下の通り。

北条町駅 フリーマーケット開催・鉄道模型運転体験など
播磨横田駅 一夜城が建ち、後藤又兵衛と真田幸村大阪夏・冬の陣を再現
播磨下里駅 下里庵の開庵・北条鉄道オリジナルお菓子のプレゼント
田原駅 木陰の読書サロン開催・手荷物バザール(注)
網引駅 ホームにて銀杏拾い体験・フリーマーケット開催
(注)手荷物バザールは、列車に持ち込めるサイズの物品限定で開催されるフリーマーケット。参加登録不要。