楽天は4日、イーバンク銀行と資本・業務提携を結び、199億8,000万円の出資を行うと発表した。29日付で同行が新たに発行する優先株式を第三者割当増資で引き受けるもの。株式取得後、楽天はイーバンク銀行に取締役を4名派遣する。両社は8月に資本・業務提携に関する基本合意を結び、協議を続けていた。

今後は決済業務などについても連携を進めるほか、両社のノウハウを生かして各種ローンやクレジットカード一体型カード、さらに電子マネーなどの各種金融商品を共同して開発していくとしている。楽天では、「質の高い先進的な決済サービス・機能を持つイーバンク銀行と、グループ会員4630万人を持つ楽天が提携することにより、さらに顧客利便性の高い金融サービスの提供や商品・サービス開発が可能と考えている」とコメントしている。