京浜急行電鉄は10月29日、京急ファインテック 久里浜事業所(神奈川県横須賀市)にて、鉄道事故復旧訓練を実施する。この訓練は、事故が発生した際に保線職員が機敏な対応が取れるよう、同社が毎年秋に行っているという。今回は「動作中の踏切道内に進入し立ち往生した自動車に列車が衝突し、脱線する」という設定とのこと。この訓練の開催にあたり、同社は見学希望者を100名募集する。

京急が「鉄道事故復旧訓練」を開催

2007年に開催された訓練の様子

見学時間は11:10~15:00までの予定で雨天決行。当日は会場内で事故の現場を再現し、まずは負傷者を救出。続いて、脱線した車両を線路に戻す作業を実施。電車や自動車に接触して曲がった架線柱を復旧し、断線した架線を張り替え、倒壊した信号機を復旧するという。最後には線路の損傷を復旧させて、訓練終了になるとのこと。当日は見学者用の観覧席が設置され、昼食は同社が用意するとのこと。応募の対象は中学生以上で、官製はがきにて受け付ける(9月26日必着)。応募の詳細はこちら。なお、応募者多数の場合は抽選となる。