アウディジャパンは29日、ミドルサイズのステーションワゴン「アウディA4アバント」を発表した。発売は8月19日。価格は、1.8L直列4気筒直噴ターボエンジンとマルチトロニックトランスミッションを組み合わせた「アウディA4アバント1.8TFSI」が437万円、3.2LV型6気筒直噴エンジンと6速ティプトロニックトランスミッションを組み合わせた「アウディA4アバント3.2FSI quattro」が663万円。
アウディA4アバントは、3月に投入されたアウディA4セダンのステーションワゴンタイプ。フロントアクスル位置を移動し、前後の重量配分の最適化を図った新しいドライブトレインを採用し、ドライビング性能と快適性を両立したという。ラゲッジスペースは、プレミアムミッドサイズステーションワゴンのカテゴリーで最大という490Lで、従来モデルに比べ48L増、荷物の出し入れの利便性を上げる新構造のラゲッジカバーや、リバーシブルラゲッジフロアを採用した。また、フルセグに対応した地デジチューナーや、アウディミュージックインタフェースも搭載したほか、デンマークの高級オーディオメーカー「バング&オルフセン」のカーオーディオをオプション設定した。電動チルト&スライド機構を備えたガラスサンルーフと、固定式ガラスサンルーフが組み合わせた大型ガラスパノラマルーフもオプションで用意される。
エンジンは2種類のガソリン直噴エンジンを採用し、低燃費・低排出ガスを実現したという。1.8TFSIは最高出力160PS(118kW)、10・15モードで17.5%燃費を向上、1kmあたりのCO2排出量は14.5%低減した。3.2FSI quattroは、従来型と比較し3.9%の高出力化を図った265PS(195kW)で、燃費性能は9.4%向上、CO2排出量は8.6%低減している。