ソニー銀行は6月、新たに2本のエコファンドを追加する。取り扱いを開始するのは「損保ジャパン・エコ・オープン(配当利回り重視型)」と「DWS 新資源テクノロジー・ファンド(グローバル・シフト)」。顧客が温室効果ガス削減に貢献できる「あなたのCO2、投信でオフセット」の対象ファンドとなっている。
「あなたのCO2、投信でオフセット」は、ソニーバンクが2008年4月より、金融サービスを通じた環境保全活動の一環として提供している仕組み。毎年の基準日に対象ファンドを一定額以上有する顧客に代わり、ソニーバンクが得る対象ファンドの販売手数料や信託報酬の一部から、排出権※を購入し日本政府に寄付するというもの。これにより「資産運用を行いながら、温室効果ガスの削減目標に貢献することが可能になる」(同銀行)とのことだ。
なお「損保ジャパン・エコ・オープン」は6月2日より、「DWS 新資源テクノロジー・ファンド」は6月16日より販売を開始する。
※京都議定書に規定されるクリーン開発メカニズム(CDM)から生まれた排出権。発展途上国において温室効果ガス削減プロジェクトを実施し、その削減分を国連の認証を受け、排出権として先進国へ移転することが可能。