アニコム損害保険は犬の歯磨きについて調査を行い、「定期的に愛犬の歯磨きを行っている飼い主は約3割に留まる」との結果を発表した。全国の同社モニターを対象とした調査はインターネットを通して行われ、453件の回答があったという。アンケート調査結果は以下の通り。
アンケート調査結果
歯みがきを行っていますか | 割合 |
---|---|
定期的に行っている | 31.6% |
あまり行っていない | 42.2% |
まったく行っていない | 23.8% |
その他 | 2.4% |
愛犬は歯みがきが好きですか | 割合 |
---|---|
嫌い | 52.1% |
好き | 18.5% |
したがらない | 6.0% |
どちらともいえない | 23.4% |
「犬に歯みがきを行っているか」との質問に対して最も多かった回答は、「あまり行っていない」の42.2%。「まったく行っていない」と合わせると全体の6割を占める。一方、「定期的に行っている」は31.6%に留まった。さらに半数以上の飼い主が「愛犬は歯みがきが嫌い」と回答したという。なお、同社が動物病院に対して行ったアンケートでは8割以上の獣医師が「毎日、愛犬に歯みがきを行うのが望ましい」としており、今回の結果は理想と現実の間の大きなギャップを浮き彫りにしたといえる。
嫌がる犬が多い歯みがきだが、「歯みがきが好き」と答えた飼い主に共通していたのは「手早く行い、無理やり行わない」ことだという。これを受けてアニコムでは、「まずは口の周りを触っても嫌がらないようにし、歯みがきジェルなどのグッズを活用するなどして愛犬の歯みがき嫌いを克服していただきたい」とコメントしている。