伊藤園が日本ケミフェルトと共同で開発した緑茶成分を配合した靴の中敷き「カテキン快足」が、5月中にも日本ケミフェルトより販売される予定だ。

日本茶飲料「お~いお茶」は2007年1月から12月までに、約18億本(500mlPET換算)を販売したが、それに伴って生じているのが大量の茶殻。そこで同社は、茶殻を環境配慮型の工業製品などに再利用する「茶殻リサイクルシステム」の確立に取り組んできたとしており、今回お茶の持つ特性を活用した靴の中敷きを開発するに至った。

中敷き「カテキン快足」は、日本ケミフェルトが開発した特殊ラバーフェルト素材「ケミフェルト」に茶殻配合の樹脂と緑茶の茶葉を配合した製品。「ケミフェルト」はゴムとフェルトの特長をあわせ持つ素材で、弾力性や通気性および吸湿性に優れているという。1足分あたり「お~いお茶」500mlPET約2本分の茶殻を配合することで、お茶の持つ抗菌・消臭性機能をプラス。さらに茶葉の配合によってさわやかな緑茶の香りが漂う製品に仕上がっているとのこと。

価格はオープン価格で、実売価格は840円前後。サイズは1種類で男女兼用。自分の足のサイズに合わせて切り抜いて使用することが可能。