「東京写真展案内」では、東京都内で開催される写真展をカメラ会社が運営するギャラリーを中心に紹介していく。今週は、忍野村から見る富士山の四季折々の光景を収めたコンテスト展や、カワセミが羽ばたく美しい姿をとらえたものなど、興味深い写真展が多数。お気に入りの展覧会を見つけ、是非足を運んでいただきたい。
コニカミノルタプラザ
JICA&HANDS特別企画写真展「生命のパスポート~人々をつなぐ母子健康手帳」
国際協力機構(JICA)とNPO法人HANDによる、インドネシアとパレスチナの母子健康手帳をテーマにした写真展。母子と医療・行政とをつなぐ「生命のパスポート」としての母子健康手帳に焦点をあて、インドネシアとパレスチナで行われている母子保健向上プロジェクトを紹介する。
展覧会名 | JICA&HANDS特別企画写真展「生命のパスポート~人々をつなぐ母子健康手帳」 |
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作家 | 今村健志朗 |
展示作品 | カラープリント 大全紙・全倍 約50点 |
会期 | 5月20日~5月30日 |
会場 | コニカミノルタプラザギャラリーA 東京都新宿区新宿3-26-11新宿高野ビル4F |
開館時間 | 10:30~19:00(最終日は15:00まで) 年中無休 |
「全国うちの3姉妹写真展」
人気漫画『うちの3姉妹』のアニメ原画や設定資料絵コンテなどを展示するほか、全国から寄せられた3姉妹、3兄弟、そして仲良し3人組の写真を展示する。写真には『うちの3姉妹』作者の松本ぷりっつさんの面白講評付き。
展覧会名 | 「全国うちの3姉妹写真展」 |
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作家 | 松本ぷりっつ/全国の皆さん |
会期 | 5月20日~5月30日 |
会場 | コニカミノルタプラザギャラリーB 東京都新宿区新宿3-26-11新宿高野ビル4F |
開館時間 | 10:30~19:00(最終日は15:00まで) 年中無休 |
Leslie Kee写真展「Faces of Love」
シンガポールを代表する若手の写真家Leslie Keeの写真展。ライフワークとしてアジアを中心とした著名なスター、タレント、ファッションモデル等のファッション写真を華麗で優雅なコスチュームや大胆なポーズで捉えている。
展覧会名 | Leslie Kee写真展「Faces of Love」 |
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作家 | Leslie Kee(レスリー・キー) |
会期 | 5月20日~5月30日 |
会場 | コニカミノルタプラザギャラリーC 東京都新宿区新宿3-26-11新宿高野ビル4F |
開館時間 | 10:30~19:00(最終日は15:00まで) 年中無休 |
オリンパスフォトギャラリー
第18回富士忍野グランプリフォトコンテスト入賞作品展
忍野村から見る富士山の四季折々特有の美しさを、全国的に紹介するために開催されているフォトコンテストの入賞作品展。全国から寄せられた570点の作品の中から、写真家の田沼武能氏と神長幹雄氏が審査した優秀な作品を展示する。
展覧会名 | 第18回富士忍野グランプリフォトコンテスト入賞作品展 |
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作家 | コンテスト受賞者 |
展示作品 | 33点 |
会期 | 5月22日~5月28日 |
会場 | オリンパスギャラリー東京 東京都千代田区神田小川町1-3-1 NBF小川町ビル |
開館時間 | 10:00~18:00(最終日は15:00まで) 日曜・祝日休館 |
ペンタックスフォーラム
川井靖元写真展「山岳光彩をもとめて」
四季折々の素晴らしい山岳景観を新緑、雪解け、お花畑、岩稜、紅葉、雪稜などモチーフ別に作者の感性にうったえ独特のカメラアイを通して表現した。
展覧会名 | 「山岳光彩をもとめて」 |
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作家 | 川井靖元 |
展示作品 | 約30点 |
会期 | 5月14日~5月26日 |
会場 | ペンタックスフォーラム 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB |
開館時間 | 10:30~18:30(最終日は16:00まで) 火曜日休館 |
アジアの写真家たち2008シンガポール「Preserved Nature」
シンガポールを代表する写真家のひとり、クリス・ヤップ氏の写真展。「誕生から死」や「開花爛漫から落花」などの自然現象を人間の生命のはかなさや感情のもろさのイメージとダブらせる。植物の生態写真を通じて新しい表現方法を追求する写真展。
展覧会名 | 「Preserved Nature」 |
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作家 | クリス・ヤップ |
展示作品 | 約17点 |
会期 | 5月28日~6月9日 |
会場 | ペンタックスフォーラム 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB |
開館時間 | 10:30~18:30(最終日は16:00まで) 火曜日休館 |
ライカ銀座店サロン
上田義彦写真展「at Home」
日本写真界の第一線で活躍している写真家・上田義彦の写真展。妻である桐島かれんと4人の子供たちを13年間にわたり撮影した作品集の中から、厳選された14点の写真を展示する。
展覧会名 | 「at Home」 |
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作家 | 上田義彦 |
展示作品 | 14点 |
会期 | 4月18日~7月20日 |
会場 | ライカ銀座店サロン 東京都中央区銀座6-4-1 |
開館時間 | 11:00~7:00 月曜日休館 |
富士フイルムフォトサロン 東京
霜田一良写真展「印象・新彊」
日本国土の約4.4倍の中国北西部・新彊ウイグル自治区。中央に天山山脈、東に砂漠。西に高原。南北には空をも貫く山脈。日本では決して見ることの出来ない神々しい世界に感動した作者が、3年をかけて収めた作品たち。
展覧会名 | 「印象・新彊」 |
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作家 | 霜田一良 |
会期 | 5月23日~5月29日 |
会場 | 富士フイルムフォトサロン東京スペース1 港区赤坂9-7-3フジフイルムスクエア2F |
開館時間 | 11:00~20:00(最終日は14:00まで) |
大野崇写真展「Massif du Mont-Blanc」~モン・ブラン山群の魅力~
ヨーロッパ・アルプスの最高峰のモン・ブランの美しさと迫力に魅了され、13年間毎年、麓の町「シャモニ・モン・ブラン」へ通うようになった作者。壮大な「モン・ブラン山群」を舞台に繰り広げられる季節の遷り変わりや一日のドラマを、ファインダーを通して表現した。
展覧会名 | 「Massif du Mont-Blanc」~モン・ブラン山群の魅力~ |
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作家 | 大野崇 |
会期 | 5月23日~5月29日 |
会場 | 富士フイルムフォトサロン 東京スペース2 港区赤坂9-7-3フジフイルムスクエア2F |
開館時間 | 11:00~20:00(最終日は14:00まで) |
梶谷循一写真展「白鳥 / カワセミ」
野鳥の姿を収めた作品展。「スローシャッターを使用し、鳥の顔部のシャープさ、羽のはばたきの流れる美、そして背景や光が造り出す美の映像をファインダーで確認するため、流し撮りの方法でチャンスを待った作品です」―作者コメントより。
展覧会名 | 「白鳥 / カワセミ」 |
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作家 | 梶谷循一 |
会期 | 5月23日~5月29日 |
会場 | 富士フイルムフォトサロン 東京スペース3 港区赤坂9-7-3フジフイルムスクエア2F |
開館時間 | 11:00~20:00(最終日は14:00まで) |
キヤノンギャラリー銀座
郡山貴三写真展「いい人 スマイル」
写真家・齋藤康一のもとで写真を学んだ郡山貴三の写真展。各界を代表する著名人のスタジオ撮影によるポートレート写真。登場するのは林家正蔵、柳生博、宮本亜門、由紀さおリ、アグネス・チャン、やなせたかし、ラモス瑠偉など多数。つねに被写体をあたたかで穏やかな視線で捉え、見る者を和ませるポートレート作品だ。
展覧会名 | 「いい人 スマイル」 |
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作家 | 郡山貴三 |
会期 | 5月22日~5月28日 |
会場 | キヤノンギャラリー銀座 東京都中央区銀座3-9-7 |
開館時間 | 10:00~19:00(最終日は16:00まで) 日曜、祝日休館 |
キヤノンギャラリーS
熊切圭介写真展「揺れ動いた'60年代の光と影」 日本の高度経済成長期に写真家として活動を始めた熊切圭介氏の作品展。戦後の混乱期を経て池田内閣の「所得倍増計画」のもと豊かさを求めてがむしゃらに働く人々の姿、急激な工業化の中で疲弊していく国土の様子など、「光」と「影」の部分を宿す60年代の世相をジャーナリズムの視点からとらえた全モノクロ写真100点余りを展示。
展覧会名 | 「揺れ動いた'60年代の光と影」 |
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作家 | 熊切圭介 |
会期 | 5月9日~6月17日 |
会場 | キヤノンギャラリーS 東京都港区港南2-16-6キヤノンSタワー1階 |
開館時間 | 10:00~17:30 日曜、祝日休館 |
銀座ニコンサロン
平敷兼七展「山羊の肺 沖縄1968-2005年」
タイトルの「山羊の肺」は、沖縄の歴史と文化の象徴。黙々と働いている名もなき人々、人の不幸をみな自分で背負って底辺で生きる『職業婦人』、『渚の人々』、『沖縄戦で死んでいった人達のための「俑」』など1968~2005年の作品を展示している。
展覧会名 | 山羊の肺 沖縄1968-2005年 |
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作家 | 平敷兼七 |
展示作品 | モノクロ約90点・カラー1点 |
会期 | 5月14日~5月27日 |
会場 | 銀座ニコンサロン 東京都中央区銀座7-10-1STRATA GINZA1階 |
開館時間 | 10:00~19:00(最終日は16:00まで) 会期中無休 |
宮本常一展「宮本常一が歩いた日本… 昭和37年~39年」
作家司馬遼太郎をして「この人ほど日本の国土を知り尽くしている人はいない」と言わしめた民俗学者宮本常一は、民俗調査として日本全国を歩き、調査地や途上の列車やバスの中から気にかかる物を写真に収めた。その数約9万枚余り。今回の写真展では、宮本の遺した写真群の中から昭和37年から39年にいたる日本の地方の写真を選んで構成した。
展覧会名 | 「宮本常一が歩いた日本… 昭和37年~39年」 |
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作家 | 宮本常一 |
会期 | 5月28日~6月10日 |
会場 | 銀座ニコンサロン 東京都中央区銀座7-10-1STRATA GINZA1階 |
開館時間 | 10:00~19:00(最終日は16:00まで) 会期中無休 |
新宿ニコンサロン
第14回酒田市土門拳文化賞受賞作品展奥田彰人展「HAPPY PEOPLE」
2004年9月から06年1月にかけて撮影した、熊本県水俣市とその近郊の人々をモチーフとした写真。作者が会った人たちの一人一人の日常の営み、笑顔あるいは真剣な表情、この地にあるものひとつひとつの小さな足跡を拾い集めた。
展覧会名 | HAPPY PEOPLE |
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作家 | 奥田彰人 |
展示作品 | モノクロ 30点 |
会期 | 5月13日~5月26日 |
会場 | 新宿ニコンサロン 東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー28階 |
開館時間 | 10:00~19:00(最終日は16:00まで) 会期中無休 |
渡辺行雄展「海苔製造人」
山形県からの出稼ぎ海苔職人3人を追ったドキュメント。彼らは高度経済成長時代に伴って職場を失われ、働き場を転々としながら船橋にたどり着き、海苔の出稼ぎを続けた。これらの写真には、東京湾に生きた最後の海苔職人の姿が写っている。
展覧会名 | 「海苔製造人」 |
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作家 | 渡辺行雄 |
展示作品 | モノクロ 40点 |
会期 | 5月27日~6月2日 |
会場 | 新宿ニコンサロン 東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー28階 |
開館時間 | 10:00~19:00(最終日は16:00まで) 会期中無休 |