練馬区と東大泉商栄会、練馬アニメーション協議会はこのほど、「ねりたんアニメプロジェクト in 大泉」を開催した。大泉学園や周辺商店会、東映アニメーションギャラリーの3会場で開催されたイベントで、西武鉄道も協力。ここでは、漫画家・松本零士氏の大泉学園駅1日駅長就任や「銀河鉄道 999」のキャラクター「車掌さん」の同駅名誉駅長就任などの模様を中心にお届けする。

「ねりたんアニメプロジェクト in 大泉」の様子

練馬区は、日本初のカラー長編アニメ映画『白蛇伝』や30分連続テレビアニメ番組『鉄腕アトム』が製作された日本アニメ発祥の地といわれ、現在でも90社を超えるアニメ製作関連会社が集まっているとのこと。中でも練馬区大泉は日本のアニメを牽引するアニメ製作者や作品を生み育てた土地であることから、練馬区ではアニメの活用や産業支援を通じて魅力と活力ある練馬をつくろうと各種事業を展開している。今回のねりたんアニメプロジェクト in 大泉もその一環として開催された。ちなみに練馬区は昨年、区独立60周年という節目を迎えている。1947年に板橋区から分区し、23番目の区として誕生し東京23区として60年が経過したというわけだ。

ガンダムと松本零士と西武鉄道

新制服を着用した女性スタッフ

一方西武鉄道は、2006年3月からの西武グループ再編の流れの中、新生西武を象徴させる新型車両30000系の導入をはじめ、約20年ぶりとなる新制服へのモデルチェンジなど、リニューアルを積極的に進めている。また、同イベントのような地域とのコミュニケーション活動も盛んに行なっている。今回のイベントのほかには例えば、西武新宿線上井草駅でのプロジェクト。同駅は「機動戦士ガンダム」を生んだアニメ制作会社・サンライズの最寄り駅で、駅前に「ガンダム」のオブジェを設置して利用客を楽しませている。

上井草駅前にそびえ立つ「ガンダム」(写真はモニュメント完成披露セレモニーでの様子)

今回のイベントでは、大泉学園駅では松本氏や車掌さんの就任式のほか、駅構内に新たに設置されることになった「車掌さん」記念オブジェや、西武鉄道の新しい制服が披露され、あの"メーテル"も応援に駆けつけた。さらには、「銀河鉄道999」オリジナルヘッドマーク付電車の運行、「銀河鉄道999」記念乗車券の限定発売も行なわれた。

「ねりたんアニメプロジェクト in 大泉」の開催をPRするヘッドマークも登場。開催日当日、大泉学園駅上りホームに滑り込んできたヘッドマーク付き電車は20000系車両だった

なんとあの「メーテル」も登場! 名誉駅長となる「車掌さん」よりも、メーテルのほうに観客は注目!? フラッシュの量が明らかに違った