血圧測定ギネス世界記録を奪還しようと17日、血圧測定イベントが千葉マリンスタジアム(千葉県千葉市)にて行われた。試合開始から終了時間までの約4時間に、4,981名が血圧測定に参加。フィリピンで更新された2,302名を大きく引き離し、見事ギネス奪還に成功した。
同イベントは、日本高血圧週間(5月10日~17日)にあわせて行われた「ウデをまくろう、ニッポン! ~知っていますか? 大切な人の血圧。」キャンペーンの一環として2007年より実施されている。2007年5月17日には2,109名が血圧測定に参加し、24時間以内に1カ所で行われた血圧測定人数世界一の記録を樹立。しかし、2008年3月15日、フィリピンのリサールにて2,302名で新ギネス世界記録を更新されてしまったことから、ギネス奪還イベントを開催することとなった。
今回は測定場所を2カ所から4カ所に増設、さらに血圧測定器も20台から50台に増やし、試合観戦に訪れたファンに参加を呼びかけた。また、球場外ではスペシャルイベントも開催。ボビー・バレンタイン監督、渡辺俊介投手、成瀬善久投手が登場し、ファンの前で血圧を実際に測定した。
測定の結果、成瀬投手は高血圧、渡辺投手は"高血圧予備軍"と判定。この結果に渡辺投手は「普段は血圧が低すぎると言われるんですが……。昨日の今日なんですみません」とオリックス打線にめった打ちされたことへの反省の弁。一方の成瀬投手は「今日はジョギングしたので心拍数が上がっているのかと……。普段は半身浴などして健康維持を心がけています」と結果に納得のいかない様子。バレンタイン監督は「最近チームの不振で血圧が高い状況。両側に座っている(渡辺、成瀬)選手が自分を殺そうとしているようにも思える」と、両投手をひやひやさせる場面もあったが、最後は「最高のピッチングを見せてくれると信じているし、それによって自分の健康も維持させてくれるでしょう」とボビースマイルを見せた。なお、その日のロッテ-オリックス戦は、6点のビハインドを跳ね返し、12-7でロッテ勝利。連敗も3で止めた。バレンタイン監督もこの調子でいけば健康が維持できそう?