財務省はこのほど、7月1日より全国で導入される未成年の喫煙を防止するためのたばこ自動販売機の成人識別機能について、予定していた成人識別ICカード「taspo(タスポ)」対応の自動販売機以外にも運転免許証で年齢を識別する装置も認める方針を明らかにした。
このたび財務省が認めた年齢を識別するための装置は、松村エンジニアリングの運転免許証年齢識別装置(EXC-2100MA)。自動販売機に後付設置が可能で、装置に運転免許証を挿入すると約3秒(読取2秒/認識1秒)で利用者の年齢を判定するというもの。旧型の免許証でも識別が可能だ。
taspoは発行するために指定用紙に名前/住所などの個人情報を記入、顔写真と身分証明書を添えて社団法人日本たばこ協会に送る必要があるため、普及が遅れていた。その一方で、販売店側は自販機の買替/改修が必要だった。