スカラは、電動片眼タイプのウェアラブルディスプレイ「Teleglass(テレグラス) T3-A」を発表した。超小型ディスプレイが電動で移動し、動作と収納を手元のコントローラーによりワンタッチで制御可能となっている。発売はすでに行われており、価格は29,400円。

「Teleglass T3-A」

「T3-A」は、眼鏡の左側に本体とモニター部分を装着して使用すると、約2m先に28型相当の画面が映し出される仕組み。8万画素のQVGAモニターを採用し、重量は35g。片目があくのでモニター映像を見ながら、自分の周囲の状況確認がスムーズに行える。同社ではこれを利用し、目の前のモニタースクリーンと周囲の景色を繰り返し見ることで、目の筋力トレーニングにも利用できるとしている。

左がモニターを展開した状態。右が収納時の状態

ポータブルDVD再生機器などの携帯プレーヤーをつなげ、映像を楽しむことも可能。ビデオ信号を送信できる機器であればなんでもつなげられるという。また、同社のホームーページでは、対応していない製品専用のケーブルを別途販売する予定だ。

まるでアニメ『ドラゴンボール』に登場する「スカウター」のようなデザインで、本体と眼鏡をつなげるアタッチメント「テンプルキャッチ」をドライバー1本で取り付ければ、大抵の眼鏡に対応するという。

アタッチメントは大小2種類あり、3.6mm幅のメガネフレームまで取り付けが可能

同社では、2月27日から3月7日(14時~16時)の期間(土日祝日は休業)まで、近未来体験教室を開催。製品を実際に体験できるショールームを設けている。この機会に足を運んでみてはいかがだろうか。