ブライアン・デ・パルマ監督の『悪魔のシスター』(1973年)をリメイクした映画『sisters』の特別試写会が20日、都内で行われ、「R-1ぐらんぷり2008」で優勝したお笑い芸人・なだぎ武がディラン・マッケイとして登場した。

得意の自転車芸を披露したディラン・マッケイとFLIP-FLAP

同作は、殺人を目撃したジャーナリストが、事件の真相を追う過程で、容疑者である双子の姉と知り合い、シンパシーを感じ始めるが、事件に秘められた真実に近づくことで2人の関係が危うい方向へ向かい始めるというサスペンス・スリラー。

双子の姉妹が、物語の展開における重要な鍵となるため、特別試写会には双子姉妹のみが招待され、双子タレントのFLIP FLAPも出席。双子にまつわるトークを展開したが、そこに場違い? なディラン・マッケイが登場し「今日は可愛い双子がいるというので、ビバリーヒルズから駆けつけてきた」とお馴染みの調子で挨拶。FLIP-FLAPには「君らはソーセージ(双生児)でも食べたらどうだ?」とギャグを飛ばすも、笑いが起こらず「この国の人間にはアメリカンジョークが通じないのか」と憤慨し、「今日は、『R-1』じゃなくて良かった……」とポツリ。「R-1ぐらんぷり」の覇者が辛酸を舐めた格好になった。それでも「今日、ここに来たことはキャサリンには内緒だぞ! "口をミッフィーにしておいてくれよ"」と新ギャグを披露して笑いを起こし、面目を保った。

「見終わった後に、人間とは何かを考えさせられるいい映画だ。是非、見てくれよ」と映画のPRも忘れなかったディラン

一方、なだぎ武と友近の結婚について聞かれると「オレたちは16歳だから結婚はまだまだ先だな。オレは、テレサ・テンの『時の流れに身をまかせ』が好きなんだが、結婚もそうだろ?」と濁していた。

『sister』は、2月23日よりシアターN渋谷ほかにて全国順次ロードショー。