鉄道博物館は、オープン記念として第1回特別企画展「新幹線の挑戦~より速く、より快適に~」を開催している。同展では、新幹線にスポットを当て、これまでの歩みや今後の展開などについて、体験コーナーや映像などを交えて、わかりやすく紹介している。期間は2008年2月25日まで。

JR東日本創立20周年記念事業のメインプロジェクトとして建築された鉄道博物館は、実物の車両や鉄道に関する資料を数多く展示し、体験型施設として約230mの軌道を運転できる「ミニ運転列車」や、石炭係なども体験できるSLシミュレータなどを設置されている。

今回の展示では、新幹線をテーマに歴史や技術改良の取り組みなどを紹介、さらに運転席や駅設備の実物・レプリカを設置しての体験コーナーなども設置し、多角的な視点から新幹線の魅力を学ぶことができる。

主な展示内容は以下の通り。

展示構成 内容
新幹線の歴史 東北上越新幹線開業以降、現在に至る新幹線のあゆみを紹介
技術開発(より速く、より快適に) 360km/hでの営業運転をめざして現在取り組んでいる様々な技術の改良・開発について、体験的な展示手法を取り入れながら紹介
これからの新幹線 今後各地への延伸予定の概要を紹介し、新型車両、フリーゲージトレインなども紹介
海外の高速鉄道 新幹線の成功が波及し、各国で営業を開始した高速鉄道について主要なものを紹介
体験展示 運転席や駅設備など、実物や模造品を通じて新幹線の魅力を体験するコーナー
映像展示 映像資料で解説するコーナー

同展は、入館料金のみで観覧可能。入館料金は一般が1,000円、小・中・高校生が500円、幼児(3歳以上の未就学児)が200円となっている。開館時間は10時~18時、休館日は通常毎週火曜日だが、12月28日までは無休。