また、「短い時間でも食事をしたい、量や種類を選びたい」というお客の声を受け、食事面にも大いにこだわっている。特に夕食の時間帯は、東京・南麻布の板前割烹・懐石料理店「分とく山」、天保元年創業の和食店「なだ万」、原田慎次氏がシェフを務めるイタリアン「アロマフレスカ」など有名店との提携メニュー提供。朝食は、12月は和食、1月は洋食といった具合に月替わりで和食と洋食を、朝食・夕食以外の時間帯では「こだわりの甘味類」もしくは「重箱のお弁当」を用意する。メニュー内容は10日ごとに入れ替え、「旬の厳選素材を盛り込んでいく」(齋藤氏)という(ただし夕食はメインディッシュが10日ごとに変更)。さらに、全時間帯でサンドイッチやおにぎり、カップ麺、おつまみ、茶菓子を揃えている。ドリンクも国際線ファーストクラスで使用するシャンパンや、焼酎「森伊蔵」など厳選した内容を用意する。

夕食の時間帯に提供されるメイン料理の例。写真は和食で、東京・南麻布の板前割烹・懐石料理店「分とく山」との提携商品

夕食の時間帯に提供される料理例。写真は洋食で大阪・心斎橋のフレンチレストラン「エプバンタイユ」

夕食用メニューで東京・神楽坂のフレンチ「ラリアンス」との提携メニュー例。メインはフォアグラのムース

朝食・夕食以外の時間帯に用意される重箱のお弁当。内容は10日ごとに替わる

9時出発までの朝食の時間帯に用意される「朝食」。メインは和食と洋食を月替わりに。内容は10日ごとに替わる

サンドイッチやおにぎりなどの軽食は全ての時間帯で提供する

朝食・夕食以外の時間帯に選べる甘味類の例。博多の老舗創作和菓子店「鈴懸」や、焼き菓子専門店「メゾン・ド・プティフール」などと提携

ドリンク類も充実。豊富なグランドのワインや焼酎、ビールのほか、夕食のメニューに合わせた「今月のお薦め銘柄」も用意する。写真右は機内食提供時のイメージ

さらに、空港では専用のチェックインカウンターを設置し、ラウンジ(羽田空港ではダイヤモンドプレミアムラウンジ、その他ではサクララウンジ)のサービス提供、優先搭乗も行なうなど、機内外での利便性でも差別化を図っていくという。

予約受付は10月1日開始で、12月1日からサービススタート予定となっている。対象機材はボーイング777-200型機で、座席数は14席。まず羽田 = 伊丹線において1日7便(往復)程度でサービス開始。2008年度以降羽田 = 福岡線、羽田 = 札幌線へ順次拡大予定とのこと。料金は、国内線運賃プラス8,000円。予約可能運賃は、大人普通運賃、往復割引、小児普通運賃、身体障がい者割引としており、4回回数券やeビジネス6、シャトル往復割引、特便割引1、特便割引7、株主優待割引は販売座席に限りがあるケースも。なお、搭乗日当日、空港にて空席がある場合は全運賃で利用可能になっている。