日産自動車は、CO2排出量の削減を推進する取り組みのひとつとして、ドライバーのエコドライブをサポートするため、今後発売する新型車のメーターパネル内に燃費表示計を順次採用する。燃費表示計が未採用の現行モデルについても、マイナーチェンジなどのタイミングを捉えながら、順次採用を拡大していく。

スカイライン(左)、ラフェスタの燃費表示計イメージ

カーナビでの燃費表示イメージ(日本)

燃費表示計は、ドライバーの燃費を意識した丁寧な運転をサポートするため、走行中のクルマの瞬間燃費や平均燃費をメーター内のディスプレイに表示させるもの。ドライバーは、アクセルの踏み代によって燃費が刻々と変わることをリアルタイムに確認できる。また、運転による燃費の向上を実感できるため、運転中の加減速が緩和され、約10%の燃費向上効果が見込まれるという(日産測定値。運転によって効果は異なる)。

日産は、メーカーオプションのカーナビで走行中の瞬間燃費や平均燃費を表示できるようにしてきているが、さらにメーターパネル内に燃費表示計を採用していくことにより、よりドライバーのエコドライブへの意識を高めることが可能になると考えている。現在の採用車種は、日本のスカイライン、ラフェスタ、アトラス、北米のアルティマ、インフィニティG35。