サイボウズ・メディアアンドテクノロジーはこのほど、「Suica/PASMOの利用実態と利用意向」についてのアンケート結果を発表した。調査対象は、首都圏エリアの10代~50代の男女(livedoorリサーチ会員を中心としたlivedoorユーザー)。現在、Suicaを所有している人は60.8%を占めているが、その一方で、PASMOも非常に高い興味を持たれていることがわかった。

現在ICカード乗車券を所有している人の中で、3月18日のSuicaとPASMOの相互利用サービス開始以降に新たにIC乗車券を購入したのは、「Suica」が2.8%、「PASMO」が28.1%であった。「Suica」はそれ以前に販売されていた商品だが、10倍もの差が開いた結果となった。なお、そのうち「SuicaからPASMO」に乗り換えた人が20.8%を記録している。

Suicaを3月18日以前から使用している人のうち、乗車以外でのICカード乗車券の利用は「コンビニエンスストア(駅構内)」が最も多く45.0%。一方で、「乗車以外で使用したことはない」が39.7%という結果に。利用者によって使用目的と頻度が極端に分かれているようだ。また、3月18日以降に初めてICカード乗車券を購入した人では「コンビニエンスストア(駅構内)」が5.9%、「自動販売機(駅構内)」が4.0%という結果になっており、「乗車以外で使用したことはない」が76.0%と高い比率を占めている。

オートチャージサービスについて全体に利用意向を聞いたところ、「利用する予定はないが、今後利用してみてもいいと思う」が最多で38.4%。また、次に多かったのが「利用したくない」で29.3%、「利用を考えている」の15.5%で、「既に利用している」の9.3%を大きく引き離している。

また、ICカード乗車券を所有したことがない人にその理由を聞いたところ、「電車 / バスをあまり利用しない」が28.4%という結果になった。どこを改善したら利用するかを聞いたところ、最多は「特にない」の41.3%。また、「デポジット(500円)が不要になる」も多く30.6%。続いて「本人以外が使えないようにセキュリティ面が強化されたら」が21.2%という結果になった。