韓国の現代自動車(ヒュンダイ)は、5ドアハッチバックモデルのコンパクトカー「i30」の欧州発売を記念して、オーストリアのウィーンで発表イベントを開催した。

i30

i30は、DOHCガソリンエンジンを搭載する1.4 / 1.6 / 2.0リッターの3モデルがラインナップされ、連続吸排気可変バルブタイミング機構(CVTCS: Continuously Variable Valve Timing Control System)の採用により、高い燃費性能ながら、パワフルな走りを楽しめるという。1.6 / 2.0リッター・ディーゼルエンジンを搭載するモデルも用意されている。

Hans-Ulrich Goebel氏

欧州市場では、Cセグメントに、フォルクスワーゲン(VW)、オペル、プジョーなどの人気モデルが販売されているものの、同社欧州部門のプロダクトプランニングマネージャーとなるHans-Ulrich Goebel氏は、新発表のi30で、高級感あふれる洗練されたデザインと充実のインテリア装備などをアピールして、欧州市場への普及を目指していく方針を明らかにした。

i30の内装は、落ち着いたレザータッチに仕上がっており、iPod対応の高音質オーディオシステムや雨滴感知式ワイパーなどが標準装備されるようだ。ちなみに、i30の"i"は、インスピレーション&イノベーション&インテリジェンスの3キーワードの頭文字を冠しており、デザインにもこだわった新モデルは、欧州での発売を皮切りに、世界各国市場への投入も計画されているという。

各部は洗練されたデザインにこだわって仕上げられた

ウィーンで欧州発売を記念する発表イベントが開催された