フィアットオートジャパンは、アルファ159にスポーツステーションワゴン「アルファ159スポーツワゴン」を追加し、4月14日より発売する。2.2Lエンジンにセレスピードトランスミッションを組み合わせた「アルファ159スポーツワゴン 2.2 JTS セレスピード」と、3.2LエンジンにATトランスミッションを組み合わせた「アルファ159スポーツワゴン 3.2 JTS Q4 Q-トロニック」が用意され、オプションの組み合わせで計4モデルがラインナップされる。いずれも右ハンドル仕様。ボディカラーはアルファレッド、カーボンブラックなど計7色が用意される。価格は451万円~592万円。
コクピット。写真は3.2 JTS Q4 Q-トロニック ディスティンクティブ |
アルファロメオ159スポーツワゴンは、アルファ150とほぼ同じボディサイズながらスポーツワゴンとしてリアシート使用時で445L、リアシート格納時には1,235Lもの大容量ラゲッジルームを持つ。また、ボディシェルの剛性を高め、デュアルエアバッグに加え、サイド・ウィンドウ・運転席ニーエアバッグなど計7つのエアバッグも標準装備されるなど、安全性能も確保した。さらに、横滑りを制御してドライバーの操作を補助する「VDC(ビークルダイナミックコントロール)」や、加速時の駆動輪スリップを防ぐ「ASR(アンチスキッドスリップレギュレーション)」、シフトダウン時にエンジンブレーキトルクを制御してホイールロックを防ぐ「MSR(モータシュレップレグルング)」、坂道発進を用意にする「HSS(ヒルホードシステム)」などの電子制御デバイスも搭載されている。通常モデルのタイヤサイズは225/50 17インチホイールが装着される。
「アルファ159スポーツワゴン 2.2 JTS セレスピード」は、セダンボディと同様、オールアルミ製2.2L直列4気筒ガソリン直噴エンジンと、マニュアルトランスミッションに自動変速と自動クラッチ機構を組み合わせた「セレスピード」を搭載する。シフト操作はシフトレバーだけでなく、ステアリングハンドル背面のパドル式スイッチでも行える。またマニュアルトランスミッションながらATモードを備え、クラッチペダルを排除した自動クラッチとしたことでAT限定免許でも乗車できる。2.2 JTS セレスピードには、キセノンライトやBOSE 10スピーカーシステムなどを装着した「プログレッション」(451万円)と、「プログレッション」にフロントパワーシートやシートヒーターなども追加した「ディスティンクティブ」(491万円)が用意される。
「アルファ159スポーツワゴン 3.2 JTS Q4 Q-トロニック」は、オールアルミ製V型6気筒ガソリン直噴式エンジンと、自動変速モードとシーケンシャルシフト式マニュアルモードも備えた新開発のトルクコンバーター式「Q-トロニック」オートマチックトランスミッションを搭載する。自動変速モードでは、ノーマル・スポーツ・ウィンターの3つの制御モードを備え、スイッチで切り替えが可能。3.2 JTS Q4 Q-トロニックには、キセノンヘッドライトやシートヒーターなどを装着した「ディスティンクティブ」(592万円)と、ホイールサイズを18インチ(タイヤサイズは235/45R18)とし追加オプション非対応としたかわりにディスティンクティブと同価格に据え置きした「セレクティブ」(592万円)が用意される。