この半導体ニュースのまとめ
・SIAが発表した2026年7月の世界半導体月間売上高は1468億ドル
・1月から7月までの合計売上高は8486億ドルで同期間の過去最高を更新
・10月1日付でSIAのCEOにマイケル・ロビンス氏が就任
米国半導体工業会(SIA)は9月4日(米国時間)、2026年7月の世界半導体月間売上高(3ヶ月移動平均)が前月比6.4%増、前年同月比135.1%増の1468億ドルとなったと発表した。
SIAのプレジデント兼CEOのジョン・ニューファー氏は、「世界の半導体市場は7月に17ヶ月連続で前月比成長を記録し、年初からの7ヶ月で過去最高の年間売上高を超えた。米州、アジア太平洋地域、中国への販売が引き続き力強い前年比成長を牽引している」と述べている。ちなみに1~7月の合計売上高の過去最高は2025年の7956億ドルであったが、2026年は8486億ドルと500億ドルほど上回る金額となっている。
地域・国別に見ると、7月の前年同月比売上高は、米州が2.71倍、アジア太平洋が2.35倍、中国が2.24倍、欧州が85.2%増、日本50.8%増。前月比売上高の場合は、米州が8.7%増、アジア太平洋が6.8%増、中国が2.9%増、欧州が5.2%増、日本が9.2%増。金額としては、米州544.4億ドル、アジア太平洋405.1億ドル、中国381.7億ドル、欧州81.5億ドル、日本55.2億ドルとなっている。
SIAが新CEOにマイケル・ロビンス氏を指名、10月1日付で交代
なおSIAは、プレジデント兼CEOを12年間務めたジョン・ニューファー氏の後任としてマイケル・ロビンス氏が10月1日付で就任することを発表した。
ロビンス氏は現在、世界最大の無人システム、ロボティクス、自律技術の業界団体で、商業および防衛分野の企業400社がメンバーになっている「the Association for Uncrewed Vehicle Systems International(AUVSI:国際無人機システム協会)」の会長兼CEOを務めている。
ミシガン大学で学士号、ジョージタウン大学で修士号を取得後、ミシガン州出身の故ジョン・D・ディンゲル下院議員の補佐官を10年間務めた。その後、エアラインパイロット協会インターナショナル(ALPA)で広報担当マネージングディレクター、ビジネスコンサルティング会社Intrepid共同設立者兼最高執行責任者(COO)などを務め、2020年にAUVSIに参画した。
AMD会長兼CEOであり、2026年のSIA理事長を務めるリサ・スー氏は、「半導体は世界経済、技術リーダーシップ、そして国家競争力にとってかつてないほど不可欠な存在となっており、業界にとって重要な時期にマイケル・ロビンス氏がSIAに加わってくれた。マイケル氏は、米国の半導体エコシステムを強化し、イノベーションを加速させ、業界の継続的な成長を支援する政策を推進するために必要なビジョンと経験を持ち合わせている。ジョン・ニューファー氏のSIAおよび半導体業界への多大な貢献に感謝するとともに、SIAが新たな章をスタートさせるにあたり、マイケル氏と協力できることを楽しみにしている」と述べている。ロビンス氏は、ニューファー氏の運営方針を円滑に引き継ぐ見込みだが、過去の下院議員スタッフとしての経験を活かす形で、米国の半導体産業のさらなる競争力強化に向けて連邦議会へのロビー活動の強化に期待がかかる。

