法人市場において「Claude」のAnthropicが優勢だったが、OpenAIが急成長しているという。決済管理サービスであるRampのエコノミスト、Ara Kharazian氏がXで企業向けAI市場の最新動向を明らかにした。

「GPT-5.6 Sol」の採用が進む

これまでRampの決済データ上でOpenAIは、法人・個人ユーザーの双方で圧倒的な首位だったが、5月にAnthropicに首位を明け渡した。当時のシェアはAnthropicが41%、OpenAIが39%。その後もOpenAIは首位を奪還できておらず、7月時点ではAnthropicが約44%、OpenAIが約40%まで差が広がっていた。

RampのKharazian氏が公開した最新の米国企業7万社超の決済データによれば、第3四半期に入ってからは、四半期比の企業向け成長率でOpenAIが82%、Anthropicが76%と、伸び率でOpenAIが上回ったという。シェア自体は依然Anthropicが優勢だが、成長率では逆転した形だ。

Kharazian氏はこの背景について、開発者の間でOpenAIの新モデル「GPT-5.6 Sol」の評価が高まり、採用が進んでいる点を指摘している。

一方、Anthropicの上位モデル「Fable 5」は、価格の高さに加え、規制当局が求めるデータ保持要件が導入の障壁となり、実運用面でも期待ほど普及が進んでいないとの分析を示している。

Ramp顧客のうちAI関連サービスに課金する企業の割合は、3月に50%を突破、7月には約56%に達するなど、市場全体は拡大していると8月20日付のTechCrunchが報じている。