NECは9月9日、企業が保有する物流データを活用し、輸配送ネットワークの可視化や最適化を支援する「データドリブンによる物流ネットワーク最適化共創プログラム」を9月1日に開始したと発表した。自社物流の現状把握から企業間連携の検討、改善施策の立案までを一貫して支援する。
プログラムの概要
物流業界では、労働力不足や自然災害、需要変動などを背景に不確実性が高まり、企業や業種の枠を超えた連携による物流改革が求められているという。一方、輸配送ネットワークの最適化や共同輸配送を進めるには、自社物流の現状や改善余地、連携可能なパートナー候補、実行に必要な条件などを把握する必要がある。
同プログラムでは、参加企業が保有するルート情報や物流データを分析し、輸配送ネットワークの現状や改善余地を可視化する。積載率や実車率に加え、将来的な輸送力不足のリスクなども把握できるとしている。
また、新たなパートナー候補の提案や輸配送ネットワークの重ね合わせ分析を通じ、企業間連携やネットワーク再設計による改善可能性を把握できるとしている。分析結果をもとに改善プランを提案し、輸配送ネットワークの最適化や共同輸配送の実行に向けた具体的なアクションを整理する。
共同輸配送で培った物流ネットワーク分析の知見を活用
NECは、AIの活用が業務や意思決定の前提となる「AIネイティブ時代」には、物流データを蓄積するだけでなく、企業間の連携可能性を見つけ、実行可能な取り組みにつなげることが重要になるとしている。同社が共同輸配送プラットフォームで培った物流ネットワーク分析の知見を同プログラムに活用する。
初回参加特典として、物流ネットワークの分析結果をまとめた「物流アセスメントレポート」を期間限定で無償提供する。同レポートでは、拠点間の物流や輸送頻度、積載の偏り、空き輸送力などを可視化。NECの共同輸配送プラットフォーム上のルートとの照合を含む多面的な分析を行い、ネットワーク最適化の余地や企業間連携による改善可能性を定量的に示す。
対象は荷主企業と物流事業者で、参加費は無料。同プログラムの提供は先着10社限定で、アセスメントの実施には参加企業が保有する輸送データの提供が必要となる。申し込みはNEC ロジスティクスソリューション統括部への連絡で受け付け、担当者が詳細を案内するという。
