文章だけでなく画像や動画など、さまざまなデータの出力ができるようになった「Gemini」。ですがこれまでグラフなどを出力しても、あくまで画像として出力できるのみなので、活用範囲が限られていた印象は否めません。「Google Workspaceをビジネスで活用する」の過去回はこちらを参照。
Geminiが出力結果をオフィス文書として直接出力できれば、よりビジネスに活用しやすいのに……と思っていた人も多いかと思いますが、実は2026年4月より、Geminiの会話から直接オフィス文書ファイルに出力することが可能となっています。
ちなみに対応するファイル形式は、Google Workspaceの「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」「Googleスライド」のほか、「Microsoft Word」のdocx形式や「Microsoft Excel」のxlsx形式、そしてPDFやプレーンテキスト(txt形式)、リッチテキスト(rtf形式)など。
主要オフィススイートのすべてのファイル形式を網羅している訳ではありませんが、幅広い形式での出力が可能なことは確かです。
GeminiからExcelファイルを直接出力する
ファイルを出力する方法は、単にプロンプトで出力したい内容とファイル形式を指定してGeminiに指示するだけ。ここではその一例として、東京23区の20年間の地価変動グラフを、Excelのファイルとして出力する方法を試してみたいと思います。
その方法は結果をExcelファイルで出力するよう指示するだけ。これだけの操作でGeminiがグラフのデータをExcel形式のファイルにしてくれるのですから、非常に便利です。
Excel出力ならグラフだけでなく元データも活用できる
実際に生成されたExcelファイルを開いてみますと、先のデータがExcel上のグラフにまとめられていることが分かります。
グラフだけでなくデータも出力されているので、そのデータを加工したり、他のExcelファイルに移して活用したりすることも可能。画像のように解説入りの整ったレイアウトはさすがに実現できませんが、それでも画像のグラフではできない、データの再利用が可能なことは、ビジネスで活用する上では大きなメリットです。
Geminiの分析結果をWord文書として出力する
もちろん、プロンプトで指示した内容を直接ファイルに出力することも可能です。ここでは先に続いて、分析結果全体をWordファイルに出力するよう指示してみたのですが、Geminiは表やグラフなどが崩れず、レポートとして見やすいようPDFで出力することを提案してきました。
レポートとしてそのまま活用するならPDFの方が見やすいのですが、編集しやすい汎用性のあるデータとして活用したいので、やはりWord形式で出力して欲しいところです。
そこで、続けてWordで出力するよう指示してみますと、今度はGeminiがWord形式でファイルを出力してくれました。
実際にファイルを開いてみると、PDFとして出力した場合と比べレイアウトなどがかなり簡素になっていることが分かります。ですが内容を直接編集できることから、内容を再利用したい場合はこちらの方が役立つでしょう。
Googleスライド経由でPowerPoint形式に変換する
ここまで来るとプレゼンテーション資料をGeminiに作成させ、Microsoft PowerPoint(pptx形式)のファイルとして出力したい所ですが、現状pptxファイルを直接出力することはできません。ですがプレゼンテーション資料を作成し、Googleスライド用として出力することは可能です。
そこでこれを応用し、出力されたプレゼンテーション資料をエクスポートする際「PPTX」を選ぶことで、pptxファイルを出力することが可能。操作にそれほど手間もかかりませんので、こちらで代用するのがいいでしょう。
GeminiはExcel(xlsx)、Word(docx)、PDF、Googleスライドなどの形式で出力でき、生成結果を業務資料として再利用しやすくなります。この手法はあらゆる資料を作成する際に活用できますので、ぜひ積極的に使うことをおすすめします。









