宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、固体ロケット「イプシロンS」Block1で使用する第2段モーター「M-35a」の地上燃焼試験を7月23日午前9時に実施した。
イプシロンSは、従来の強化型イプシロンの後継機としてJAXAが開発を進めている、固体燃料を使った3段式の小型ロケット。2023年7月の第2段モーター燃焼試験、2024年11月の再地上燃焼試験のいずれも爆発を起こすなど、開発が難航している。
JAXAでは“イプシロンSの復活”に向け、原因調査と並行して、強化型イプシロン第2段モーター「M-35」をベースにした「M-35a」を開発。今回の燃焼試験にこぎ着けたかたちだ。
試験は予定通り同日午前9時にスタート。M-35aは点火されるとすぐに勢いよく白煙を上げ始め、安定した燃焼を継続し、約130秒の燃焼試験をつつがなく終了したように見えた。試験場所の周囲では火災防止のため、散水がひっきりなしに続いていた。
今回のM-35a燃焼試験が成功となれば、2026年度内のイプシロンS実証機打ち上げに向けたステップへと歩みを進め、実証機の製造に着手することになっている。試験結果については後日、JAXAからアナウンスされるとのこと。
なお、今回の燃焼試験のポイントや、これまでの爆発原因調査の状況については、大塚実氏による最新のレポートを参照いただきたい。




