この宇宙・航空ニュースのまとめ

  • 7月5日18時30分頃、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「トリフネ」のフライバイ探査を行い、画像およびサイエンスデータの取得に成功
  • トリフネの中心から800mという近傍を相対速度約5km/sで通過・接近しながら、探査機の固定カメラで観測するミッション

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」の拡張ミッションにおける最初の小惑星探査として、小惑星「トリフネ」のフライバイに成功。既報の通り、7月5日18時35分に地上において、「はやぶさ2」の状態が正常であることを確認した。また、トリフネの画像やサイエンスデータの取得にも成功したことを発表した。

  • 望遠の光学航法カメラ(ONC-T)によって撮影された小惑星「トリフネ」 (C)JAXA、東京大学、千葉工業大学、東京科学大学、産業技術総合研究所、パリ天文台、カナリア天体物理研究所 撮影日時:2026年7月5日18時29分59秒(日本時間)(速報値) 出所:JAXAニュースリリース

    望遠の光学航法カメラ(ONC-T)によって撮影された小惑星「トリフネ」 (C)JAXA、東京大学、千葉工業大学、東京科学大学、産業技術総合研究所、パリ天文台、カナリア天体物理研究所 撮影日時:2026年7月5日18時29分59秒(日本時間)(速報値) 出所:JAXAニュースリリース

  • 「はやぶさ2」の実物大模型。「第3回 SPEXA(スペクサ) - 【国際】宇宙ビジネス展 -」にて編集部撮影

    「はやぶさ2」の実物大模型。「第3回 SPEXA(スペクサ) - 【国際】宇宙ビジネス展 -」にて編集部撮影

7月6日に開催された記者会見のなかで、はやぶさ2拡張ミッションチームの三桝裕也チーム長は光学カメラで撮影したトリフネの画像について「これを見た瞬間衝撃的だった。このフライバイの一瞬で、こんなにいい写真が撮れるのかと。もう感動しかない」と、興奮と喜びの感情を隠しきれない様子でコメント。

また同チームの吉川真准教授は、この画像について昨晩(6日)から今日(7日)お昼頃まで、はやぶさ2からのダウンリンクにより入手したものと説明したうえで「ここにだすものは本当に速報なので画像処理など何もしておらず、このあと行いたいと思う。ここまで撮れるとは私も思っていなかった、本当に素晴らしい画像だ」と述べた。

またこの雪だるま、またはくびれた落花生(ピーナッツ)のような形状については「一見するとイトカワに似ていて、これはふたつの小惑星がくっついた状態。結構若い段階のコンタクトバイナリーと考えられる」という見解を示し、「時間がたつとだんだんくびれが埋まってきて、イトカワのようになるのではないか。今後さらに詳しい議論が必要だが、非常に面白い展開だ」と語った。

  • 小惑星探査機「はやぶさ2」トリフネ・フライバイの管制室の様子 (C)JAXA

    小惑星探査機「はやぶさ2」トリフネ・フライバイの管制室の様子 (C)JAXA

  • ONC-T によるトリフネ連続撮像 (C)JAXA、東京大学、千葉工業大学、東京科学大学、産業技術総合研究所、パリ天文台、カナリア天体物理研究所 撮影日時:2026年7月5日18時29分59秒(日本時間)(速報値)

    ONC-T によるトリフネ連続撮像 (C)JAXA、東京大学、千葉工業大学、東京科学大学、産業技術総合研究所、パリ天文台、カナリア天体物理研究所 撮影日時:2026年7月5日18時29分59秒(日本時間)(速報値)

  • 中間赤外カメラ(TIR)によって撮影された小惑星「トリフネ」 (C)JAXA、前橋工科大学、千葉工業大学、会津大学、北海道教育大学、産業技術総合研究所 撮影日時:2026年7月5日18時29分58秒(日本時間)(速報値)トリフネまでの距離:約10km

    中間赤外カメラ(TIR)によって撮影された小惑星「トリフネ」 (C)JAXA、前橋工科大学、千葉工業大学、会津大学、北海道教育大学、産業技術総合研究所 撮影日時:2026年7月5日18時29分58秒(日本時間)(速報値)トリフネまでの距離:約10km

【動画】【サイマル配信】小惑星探査機「はやぶさ2」による小惑星トリフネ・フライバイのライブ中継

【動画】小惑星探査機「はやぶさ2」による小惑星「トリフネ」フライバイ後記者説明会

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