この宇宙・航空ニュースのまとめ

  • 7月5日18時30分頃、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「トリフネ」のフライバイを実施
  • 「探査機の状態が正常であることを7月5日18時35分に地上で確認」と、はやぶさ2のJAXA公式X(Twitter)アカウントが投稿
  • トリフネの中心から800mという近傍を相対速度約5km/sで通過・接近しながら、探査機の固定カメラで観測するミッション

7月5日夜(日本時間)、小惑星探査機「はやぶさ2」による小惑星「トリフネ」のフライバイ(接近・通過)探査を実施したことを、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の同探査機公式X(Twitter)アカウントが投稿。このフライバイは同日18時30分頃に予定されていて、Xの投稿によれば「探査機の状態が正常であることを7月5日18時35分に地上で確認した」としている。

  • 「はやぶさ2」の実物大模型。「第3回 SPEXA(スペクサ) - 【国際】宇宙ビジネス展 -」にて編集部撮影

    「はやぶさ2」の実物大模型。「第3回 SPEXA(スペクサ) - 【国際】宇宙ビジネス展 -」にて編集部撮影

  • 小惑星トリフネをフライバイする「はやぶさ2」の想像図 (C)池下章裕 出所:JAXAニュースリリース

    小惑星トリフネをフライバイする「はやぶさ2」の想像図 (C)池下章裕 出所:JAXAニュースリリース

今回のフライバイ探査で撮影した画像は、はやぶさ2の中利得アンテナを使って数時間から1日程度かけて地上送信することになっている。JAXAは本日7月6日、報道関係者向けの会見を実施予定だ。フライバイ探査の結果など、詳細は追ってレポートする。

【動画】【サイマル配信】小惑星探査機「はやぶさ2」による小惑星トリフネ・フライバイのライブ中継

【動画】小惑星探査機「はやぶさ2」による小惑星「トリフネ」フライバイ後記者説明会

はやぶさ2関連記事

はやぶさ2は、2014年12月にH-IIAロケット26号機によって打ち上げられ、2018年6月に小惑星「リュウグウ」に到着。世界で初めて小天体表面への人工クレーター形成などの成果を挙げたのち地球に帰還する軌道に乗り、2020年12月6日に小惑星リュウグウのサンプルが入ったカプセルを地球に届けたあと、地球圏を離脱。

現在は「はやぶさ2拡張ミッション」(はやぶさ2#)として運用が続いており、小惑星トリフネでのフライバイ探査の後には、2031年の小惑星1998 KY26へのランデブーが予定されている

こうした取り組みについてJAXAでは、「将来的な小惑星衝突リスク低減に貢献する『プラネタリーディフェンス』(地球防衛:地球に接近する小惑星などを早期に発見、監視して衝突の恐れがある場合には対策を講じて被害を未然に防ぐ取り組みのこと)の観点からも、重要な役割を担うものだ」と説明している。

  • 「はやぶさ2拡張ミッション」のシナリオ 出所:ISASニュースリリース

    「はやぶさ2拡張ミッション」のシナリオ 出所:ISASニュースリリース