この半導体ニュースのまとめ
・ルネサスが「令和8年熊本地震」の影響で操業を停止していた2つの工場の状況を公開
・後工程の錦工場は7月29日夜より順次生産を再開
・前工程の川尻工場は初期安全確認を完了、8月5日より順次生産を再開させる予定
「令和8年熊本地震」による2工場の状況をルネサスが公表
ルネサス エレクトロニクスは7月31日、7月28日に発生した「令和8年熊本地震」の影響で操業を停止していた2つの工場の再稼働状況を明らかにした。
後工程の錦工場(熊本県球磨郡錦町)については、クリーンルーム環境の安全を確認した上で、7月29日夜より順次生産を再開したとする。
一方、前工程の川尻工場(熊本県熊本市)については、クリーンルーム内の初期安全確認を完了し、テストウェハを流すなど、設備および仕掛品への影響評価を進める形で稼働を再開させたとする一方で、水漏れが一部確認されている用役の修繕や設備の復旧を進めているとのことで、8月5日より順次生産を再開させる予定で、生産再開から3週間程度でフル生産に戻すことを計画しているとする。
自社の影響は軽微だが、顧客側の影響については不透明さが残る
なお、同社の柴田英利 取締役 代表執行役社長 兼 CEOは、今回の地震の影響について、「わからないところもあるが、全体として事業に対する影響は軽微」との見方を示す一方、同社の半導体を用いて最終製品を製造する顧客側のサプライチェーンで混乱が発生する事態が起きており、そちらについては慎重に影響を見極める必要があると説明している。