Windows Latestは5月6日(現地時間)、「Microsoft's Windows 11 update just fixed memory leaks, slow startup, and File Explorer bugs」において、Windows 11バージョン25H2および24H2向けのプレビュー更新プログラム「KB5083631」の概要を伝えた。
4月30日にリリースされたこの更新プログラムには複数の新機能や機能の改善が含まれている。Windows Latestはユーザーを長らく悩ませてきた問題の改善について詳しく解説している。
「KB5083631」で何が改善される?
- エクスプローラーが白く点滅する問題を修正
- Windows Updateの異常なメモリ消費問題を修正
- PC起動の高速化やWindows Helloの不具合を改善
「KB5083631」で何が改善される?
Windows Latestが注目しているKB5083631の改善点は次の2点。
エクスプローラーが白く点滅する問題を修正
KB5083631ではエクスプローラーに関係する複数の改善が導入された。その中でもビュー内部が白く点滅する問題の改善が注目されている。
これはWindowsの色を「ダークモード」に設定している環境において、エクスプローラーのタブを新規に開いた場合などにウィンドウ内部が瞬間的に白く表示される問題。黒を基調とした画面内で白いウィンドウが点滅することから、ユーザーに不快感を与える問題として改善が求められていた。
Windows Latestによると、この問題は従来の背景要素が新しいWinUI 3のダークモードスタイルと同期しないことで発生するという。修正後は新規にタブを開いても最初から黒い背景が表示されるようになる。
この他のエクスプローラーの改善としては、表示設定が勝手に切り替わる問題の修正が注目されている。実際は勝手に切り替わるわけではなく、「ダウンロード」のような特殊なフォルダーを表示した場合に、起動時のパスの違いで引き起こされる「仕様」とされる。
KB5083631のインストール以降は、この仕様が修正される。エクスプローラーの起動方法によらず、一貫した表示設定を維持できるようになる。
Windows Updateの異常なメモリ消費問題を修正
Windows Updateの「配信の最適化」が修正された。これまではローカルネットワーク上のPC間で更新プログラムを共有すると、Windows UpdateやMicrosoft Storeアプリのダウンロード処理において、予期しない大量のメモリ消費が発生していたという。
この問題はKB5083631をインストールすることで修正される。なお、「配信の最適化」は設定アプリの「Windows Update」→「詳細オプション」→「配信の最適化」から調整できる。
PC起動の高速化やWindows Helloの不具合を改善
このほかKB5083631では、起動速度やストレージ、認証機能など幅広い改善も実施されている。
- スタートアップアプリのパフォーマンスを改善。PC起動直後のアプリの起動速度が高速化される
- Windows 11のアップグレード後にWindows Helloの指紋認証データが消去される不具合を修正
- Microsoft Storeのアプリインストール時に表示されるエラー「0x80070057」、「0x80240008」、「0x80073d28」を修正
- FAT32のボリュームサイズの上限を2TBまで拡大
- 画面のDPIスケーリングが異なるマルチディスプレー環境において、リモートデスクトップ接続のセキュリティ警告ダイアログが正常に表示されない問題を修正
- ディスプレーのカラーキャリブレーションがランダムにリセットされる問題を修正。カスタムカラープロファイルの永続性と可用性が向上する
- 音声入力における「Fluidディクテーション」設定の永続性が向上
- 絵文字パネル(ショートカットキー「Win+.」)のキーボードナビゲーションの信頼性を向上
「KB5083631」はどうやって入手する?
Microsoftは4月30日(米国時間)、KB5083631の配信を開始した。Windows 11バージョン25H2および24H2のユーザーは、設定アプリの「Windows Update」からインストールすることができる。
ただし、前述の改善の多くは段階的な展開の対象となっている。更新プログラムをインストールしても直ちに利用できるとは限らないため注意が必要。すべてのユーザーに向けた展開は、5月12日(米国時間)にリリースが予定されているセキュリティ更新プログラムにおいて開始される見込みだ。

