BetaNewsは5月24日(現地時間)、「Microsoft releases an experimental build of Windows 11 with Screen Tint feature - BetaNews」において、Windows 11に新たなアクセシビリティ機能「Screen tint」が導入されたと伝えた。

これはWindows Insider ProgramのExperimentalチャネルからリリースされたWindows 11プレビュービルド26300.8497に導入された新機能。画面全体にカラーオーバーレイを適用し、長時間画面を見つめることによる目の疲労を軽減するという。

  • 新機能「Screen tint」の表示例と設定画面 出典:Microsoft

    新機能「Screen tint」の表示例と設定画面 出典:Microsoft

Screen tintの特徴と使い方

Screen tintは、画面全体を穏やかな配色に調整することで、眼精疲労および刺激を低減する機能とされる。いわゆるブルーライトカットに類似する機能で、目の健康を維持し、睡眠への影響を軽減するという。

同機能は設定アプリの「アクセシビリティー(ショートカットキー「Win+U」)」→「視覚」セクションの「Screen tint」から調整できる。6種類のプリセットカラーまたは色のカスタマイズに対応し、色調(色の濃さ)の調整も可能だ。

さらに「ナイトライト」と呼ばれる色温度の調整機能も提供する。これは一般的なブルーライトカットと同一の機能で、画面を暖色系にすることで睡眠の質を改善する。

注意点としては、カラーフィルターと同時に利用できない問題がある。一方を有効化すると、もう一方が自動的に無効化されるため、カラーフィルターを利用しているユーザーは注意が必要だ。

効果については一部疑問あり

同機能の効果については補足がある。近年の研究では、ブルーライトが網膜に及ぼす影響は低い(または皆無である)ことが報告されている。そのため、ブルーライトカットによる疾患低減効果については疑問があるとみられている。

一方で、ブルーライトカットによる睡眠の質の向上は否定されていない。そのメカニズムについては省略するが、本機能を活用することで睡眠の質は改善できる可能性がある。

点字ディスプレー対応などアクセシビリティ機能を改善

ビルド26300.8497にはScreen tintの他に、複数の機能の改善が導入された。BetaNewsが注目する改善点は次のとおり。

  • ナレーターが業界標準(HID)の点字ディスプレーをサポートした。USB接続のデバイスでは追加のセットアップは不要。Bluetooth接続では、ペアリングすることで利用可能とされる
  • 互換性のある点字ディスプレーには、Orbit Reader 20、Orbit Slate 340、Freedom Scientific Focus 40、APH Mantis Q40などがある
  • 点字ディスプレーはWindowsのセットアップ段階で使用可能。視覚支援を必要とするユーザーも、Windowsの初期セットアップを設定できる

段階的な展開を開始

これら新機能および機能の改善は、すべて段階的なロールアウトの対象だ。従来のビルドであれば展開の対象となるまで利用できなかったが、本ビルドではアクセシビリティ機能を速やかに体験できる可能性がある。

機能の即時有効化は、当該ビルドにアップデート後、設定アプリの「Windows Update」→「Windows Insider Program」→「機能フラグ」ページから個別に切り替え可能とされる。