Microsoft、Copilotアプリ削除機能を正式導入

Windows Latestは5月24日(現地時間)、「Windows 11 now lets you remove Microsoft Copilot app with Group Policy or Registry, as it tries to win back users」において、IT管理者向けのMicrosoft Copilotアプリのアンインストール機能が正式リリースされたと伝えた。

これまでWindows Insider Programの各Windows 11ビルドにてテストが続けられていたが、4月の更新プログラムにおいてひっそりと正式リリースされたという。

Copilotが自動削除される条件とは

これはWindows Latestの調査により発見された。条件および手順は上記の記事と同一であることが報告されており、テスト時の機能がそのまま正式リリースされたとみられる。

使用条件は次のとおり。

  • Microsoft 365 CopilotおよびMicrosoft Copilotの両方をインストールしている
  • Microsoft Copilotアプリはユーザーによってインストールされていない
  • Microsoft Copilotアプリを過去28日間起動していない

グループポリシーでCopilotを削除する方法

グループポリシーエディターを使用した構成手順は次のとおり。

  • グループポリシーエディターを開く
  • 「ユーザーの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「Windows AI」→「Microsoft Copilotアプリの削除」をダブルクリックする
  • 「有効」をチェックして、「OK」をクリックする
  • グループポリシーエディターの表示例

    グループポリシーエディターの表示例

Windows HomeでもCopilotを削除可能

Windows Latestによると、Windows Homeのユーザーはレジストリを構成する次の手順を実施することで、Copilotの削除が可能とされる。

  1. レジストリーエディター(regedit.exe)を開く
  2. 「HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Windows」に移動する
  3. 「Windows」キーを右クリックし、「新規」→「キー」をクリックする
  4. 新しいキーの名称を「WindowsAI」として作成する
  5. 作成した「WindowsAI」に移動する
  6. 右側の空白ウィンドウを右クリックし、「新規」→「DWORD(32ビット)値」をクリックする
  7. 名前を「RemoveMicrosoftCopilotApp」、値を「1」にして作成する
  8. システムを再起動するか、サインアウトする

この作業を実施することで、前述の条件を満たすWindows HomeにおいてもMicrosoft Copilotアプリが自動的にアンインストールされる。

一般ユーザーは通常のアンインストールで十分

一方、ローカルのMicrosoft Copilotは、設定アプリの「アプリ」→「インストールされているアプリ」の「Copilot」から通常どおりアンインストールが可能。

そのため、個人利用のWindows PCでは、同機能を利用する必要性は高くない。今回正式導入された機能は、主に企業内で多数のPCを一括管理するIT管理者向けの機能とみられる。

Microsoftは企業でのCopilot利用をどう管理したいのか

同機能は、従業員によるCopilot利用を企業側で制御したいケースを想定したものとみられる。特にMicrosoft 365 Copilotを導入している企業では、一般向けMicrosoft Copilotアプリとの使い分けや管理が課題になる可能性がある。

なお、端末を管理できるユーザーは必要に応じてCopilotアプリの再インストールが可能。さらに、手動で再インストールしたCopilotアプリは、このポリシーで削除できないという。

そのため、IT管理者が同機能を厳密に運用したい場合には、他のポリシーとの組み合わせによる調整が必要になるとみられる。