Micron Technologyは3月20日(米国時間)、2025会計年度第2四半期(2024年12月~2025年2月)の業績を発表した。

それによると、同四半期の売上高は前年同期比38%増、前四半期比7.6%減の80億5000万ドルとなり市場予測を上回る結果だったという。また、GAAPベースの純利益は前年同期比100%増の15億8000万ドルとなったとする。さらに、AIサーバ用高帯域メモリ(HBM)からの売上高が前年同期比3倍増の10億ドル超となったとするほか、同四半期の設備投資額は30億9000万ドルであったとする。

  • Micronの2025会計年度第2四半期(2024年12月~2025年2月)の決算概要

    Micronの2025会計年度第2四半期(2024年12月~2025年2月)の決算概要 (出所:Micron)

同社の会長、社長兼CEOのSanjay Mehrotra氏は、「第2四半期のEPS(1株あたりの純利益)がガイダンスを上回ったほか、データセンター関連の売上高が同3倍増を記録した。また、1γ nm DRAMの発売により、テクノロジーに対するリーダーシップを発揮し、データセンターと消費者向け市場の両方でDRAMとNANDの需要が伸び、第3四半期の売上高は過去最高になることが予想され、2025会計年度の通期売上高も過去最高を更新することが見込まれる」とコメントしている。

同社は、第3四半期(2025年3~5月)の売上高ガイダンスを、四半期ベースで過去最高となる88億ドル±2億ドルとしており、これは市場予測を上回る値となっている。スマートフォンやPC向けメモリは低調ながら、AI向け需要が伸びており、それを追い風に今後の業績は好調に推移する見込みだという。

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