OKIグループの設計開発受託事業会社であるOKIアイディエス(OIDS)は、ロケットや人工衛星に搭載する機器向けの「宇宙機器向け熱解析シミュレーションサービス」を11月27日に開始する。ニュースペース市場をターゲットに、独自の熱伝導シミュレーション技術を活用し、放熱設計の高度化と短納期化に寄与。2026年度5,000万円の売上をめざす。

  • プリント配線板(PCB)の熱解析シミュレーション

ロケットや人工衛星の搭載機器は、地上と異なる冷却手段が求められる特殊な環境下で稼働する。そのため設計開発時には、宇宙環境で正常に機能するかを確認するシミュレーションが求められる。

OIDSが新たに提供するサービスでは、時間とともに急激に変化する環境下での温度分布の変化を正確に把握するため、非定常熱解析を行う。時間の変化に伴う温度分布を解析する手法で、機器や環境が温度変動したときに、物体がどのように反応するかをシミュレーションし、設計や改善策の検討に役立つというものだ。

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