ケイデンス・デザイン・システムズとダッソー・システムズは、ダッソーの「SOLIDWORKS」の既存および潜在ユーザー向けに、ケイデンスのAIを活用した「OrCAD X」と「Allegro X」をダッソーの3DEXPERIENCE Worksポートフォリオに統合する形で、現行の戦略パートナーシップを拡大することを発表した。

このパートナーシップの拡大により、プリント基板(PCB)設計、3D機械設計、シミュレーションを含む一連の開発プロセスにおいて高水準な連携が可能になると両社は説明しており、両社共通のユーザーに対して、次世代製品の開発に適した利便性の高いエンドツーエンドのソリューションが提供されることとなり、設計時間を最大5分の1まで短縮できるとしている。

また、この取り組みにより、電子機械システム開発のプロセス全体が加速できるようになり、性能、信頼性、製造性、サプライチェーンのレジリエンス、コンプライアンス、コストなどの側面から設計を最適化し、あらゆる企業規模のユーザーにシームレスで拡張可能なエクスペリエンスを提供することができるようになるともしている。

なお、ケイデンスのシニア・バイス・プレジデントであるトム・ベックリー氏は、「近年、業界を問わず製品の複雑化が加速度的に進んでいるが、ダッソーの3DEXPERIENCEプラットフォームとの統合により、顧客はPCB設計から3D機械設計までのプロセス全体におけるコラボレーションが可能になり、高水準なソリューションを活用した設計が実現するだろう」としている。一方のダッソーのグローバルブランド担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントであるフィリップ・ロファ氏は、「IoTのような次世代型電気機械製品の需要は急速に増加しており、企業の製品開発プロセスは、経験に基づく思考方法へと移行している。こうした変化に対し、新たなパートナーシップを通じて、我々は顧客の変革実現を支援していく」と述べている。

この共同ソリューションについては、2024年第2四半期に提供が開始される予定だという。