Ax Robotixは10月13日、同社が開発したロボット枕「ねむりす」を用いた入眠誘導効果の立証について、立命館大学 理工学部 ロボティクス学科 生体工学研究室(岡田志麻教授)と共同研究を開始したことを発表した。

  • Ax Robotixと立命館大は「枕の揺れ動きが入眠に与える影響」の共同研究を開始した

    Ax Robotixと立命館大は「枕の揺れ動きが入眠に与える影響」の共同研究を開始した(出所:Ax Robotix)

睡眠の質をアップデートするプロダクト・サービスの開発に取り組むAx Robotixは、ロボットエンジニアで現在同社の代表取締役を務める川村裕一氏が、自身の抱える「日によって欲しい枕の高さが変わる」という長年の悩みを解決するため、2019年に創業。これまで、睡眠時に布地が自動で変化するスマート枕「Pixx」などを開発している。

同社の開発品の1つであるねむりすは、“毎日欲しい形に変形するスマート枕”がコンセプトで、モーターにより自動変形して快適な寝姿勢を保つという。

  • Ax Robotixが開発したスマート枕「Pixx」と「ねむりす」

    Ax Robotixが開発したスマート枕「Pixx」(左)と「ねむりす」(右)(出所:Ax Robotix)

そして今般、ロボティクス技術の医療・福祉分野への応用を目指した研究を行う立命館大 岡田教授の生体工学研究室と共に、ねむりすを用いた入眠誘導効果について研究を開始するとのことだ。

今回の共同研究では、機械が人体の機能に能動的に働きかけることで状態改善を促す「人-機械(Human-Machine)」に関する新技術の活用として、睡眠の質を改善することが認められているロッキング(揺動)に着目。従来はハンモックやゆりかごなどのベッドサイズで行われることが多かったロッキングについて、ねむりすを活用した実験により、頭部のみを揺らすだけで睡眠の質向上に有効性を発揮するかを調査するという。

Ax Robotixは、今回の共同研究を「動く寝具」という新たな価値観を社会に広めていくための第一歩だと考えているとする。そして今後も、従来の動かない寝具では改善が難しい問題に対し、ロボティクスの力を活用することで、すべての人により良い睡眠を届けることを目指すとしている。