日清紡マイクロデバイスは、ボタンをタッチレス化する反射型センサ「NJL5830R」の生産を4月より開始することを3月8日に発表した。

NJL5830Rは、高出力の赤外LEDと受光ICを独自のパッケージに組み込んだ反射型センサ。

同製品を用いることで、券売機などの自動販売機やエレベーターの選択ボタンなど、公共性の高い装置の操作ボタンをタッチレス化でき、感染症対策や、衛生面の向上に貢献できるとしている。

従来、タッチレスセンサを複数個使う場合はセンサ同士の干渉が発生してしまうなどの課題があったが、同製品はセンサ同士のパルス周期を変えることで干渉による誤動作を防止できるとのことだ。

外乱光耐性も強く、屋外に設置される装置にも使用が可能で、検出距離は0から50mmをターゲットとしており、用途に合わせて調整ができるという。

同社では、光学式タッチレスセンサを「Optton」の商品名でシリーズ化していく予定だとしている。

  • NJL5830R

    NJL5830R(提供:日清紡マイクロデバイス)