Altairは、建築や土木設計分野をターゲットにした構造解析ソフトウェアプラットフォームを提供するS-FRAME Softwareを買収したことを8月10日に発表した。

長年にわたりAEC(Architecture,Engineering & Construction:土木、建築、設備、構造、建設施工向けのツール群)を提供してきたS-FRAME Softwareの統合ソリューションは、形状の複雑さ、荷重条件、非線形効果、デザインコードの要件、材料の種類(鉄鋼、コンクリート、複合材、持続可能な建築材料として注目のマスティンバーなど)を問わず、構造物の解析、設計が可能だという。

また、複数のデザインコードをサポートするための包括的で詳細なデザインレポートの作成が可能で、S-FRAME Softwareの有限要素構造解析およびコードサポート機能と、Altairの構造最適化ソリューションを活用することで、建築家や土木エンジニアは、地域のコード要件を遵守しながら、ビジョンを実現できるとしている。

今後、S-FRAME Softwareは、Altairの特許取得済みサブスクリプションベースのライセンスモデルであるAltair Unitsを通じて提供されるとのことだ。