米Lattice Semiconductorは3月11日(米国時間)、世界最小クラスとなるFPGA「iCE40 LP384」を発表した。

同製品はiCE40ファミリーの中でもっともロジック密度の低い製品であり、内蔵するのは384LUTである。スタティックな消費電力は25μWであるほか、パッケージサイズは小さく、数百万個の発注時の価格は50セント未満と低消費電力・低価格に抑えられているのを特徴としており、同製品を、例えば携帯医療機器やスマートフォン、デジタルカメラ、eReader、その他多くの小型組み込みシステムに最適と同社では説明する。

同製品はプログラマブルロジック以外にFlexible I/O、オンチップメモリなども搭載している。開発環境としては同社のiCE40 FPGA向けiCEcube2がそのまま利用可能である。またiCE40 development kitsも提供される。

すでにサンプル出荷を開始しており、パッケージとしては32pin QFNs(5.0mm×5.0mm)、36ボール ucBGAs(2.5mm×2.5mm)、および49pin ucBGAs(3.0mm×3.0mm)などが用意されている。