岩谷産業は8月11日、大阪市にヘリウム製造としては国内最大級となる大阪ヘリウムセンターを建設、操業を開始したことを発表した。

新たに操業を開始した大阪ヘリウムセンター

同センターは2009年12月末に第1期工事を完了し、2010年1月よりユーザーへの充填および出荷を開始していたが、2010年5月末に第2期工事が完了、今回テスト出荷を終え、フル操業となった。

建物面積は9239m2で生産能力は250万Sm3/年、4基のヘリウムコンテナから同時に液化ヘリウムを引き出せるほか、最大10台のトレーラ受け入れスペースが用意されている。また、オイルフリーダイアグラム式圧縮機を採用しているため、高純度なヘリウムの供給が可能だという。

ヘリウムは半導体や光ファイバ、LCDなどの製造に用いられるガスで、同センターは今後の需要増に対応するために建設され、主に中部、近畿、中国、四国エリアに向けた供給をカバーする役目を担う。

なお同社では、2013年初頭よりカタールで産出されるヘリウムの輸入権益を取得しており、既存の米国ソースとともに活用することで、ヘリウムの安定供給を図っていくとしている。