旭化成は9月1日、同社の中期経営計画の重点領域である電子・光学材料および環境・エネルギー分野の研究開発、新規事業創出を推進する原動力となる研究開発活動の加速、ならびに新事業創出の速度向上を図る目的として、静岡県富士市の富士支社内に研究施設「新事業開発棟」を竣工、運用を開始したことを発表した。
同棟は、ユーザのニーズに的確に対応した革新技術の創出を通じて新しい事業・市場を創造する拠点とするための「クリーン」「微細」「高純度」に対応する研究設備を備える研究開発施設。
同施設の基本コンセプトは、大型クリーンルームを設置することで、量産試作ラインや実用性能評価設備をタイムリーに投入しユーザの開拓につなげることのほか、国内外のカスタマや研究機関、大学などとの共同研究が可能な専用施設の設置、国際的フォーラムの開催や世界へ向けての情報発信・交流が可能な会議室・講演会場などの施設の設置などが施されている。また、自然環境に配慮し、省エネルギー機能を盛り込んだほか、屋上緑化、氷蓄熱冷房、光触媒外壁などの技術や太陽光発電設備の導入が図られている。
述べ床面積は、実験棟が約1万5,300m2(5階建)、コラボ棟が約7,000m2であり、投資金額は約100億円、約300名の研究従事者を収容することが可能だ。
なお、旭化成では今後、グループ内のみならず社外との共同研究開発も含めて新事業の開発を推進していくとしている。
