新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、グリーンITプロジェクトの一環である次世代パワーエレクトロニクス技術開発について、次世代パワーエレクトロニクス研究開発機構および産業技術総合研究所(産総研)に委託することを決定したことを明らかにした。事業期間は2009年度から4年間で、これにより、SiCパワーデバイスによるパワーエレクトロニクス機器の早期実用化を目指すこととなる。
同プロジェクトは、データセンタやその電源として活用される分散型太陽光発電システムの電力変換器に用いられているパワーデバイスを、従来のSiからより低損失かつ高耐圧であるSiCを用いたものへと転換する技術開発を行うとともにシステムレベルでの実証を行うことで、電源で発生するエネルギー損失を削減する技術を確立することを目標としている。
具体的には、SiCパワーデバイスを利用した2kW級サーバ電源技術と30kW級太陽光発電用パワーコンディショナ技術の開発の開発のほか、電力変換器に必要となる低オン抵抗を実現したSiCパワーデバイスなどの開発を行う計画。
委託先に決定した次世代パワーエレクトロニクス研究開発機構と産総研は、産官学連携体制での研究開発実績を有しているだけでなく、SiCパワーデバイス技術とその応用技術においての技術力を保有していることから、NEDOでは、同技術開発で設定した目標の達成に加え、成果のさまざまな分野での実用化を期待するとしている。