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エコキュートの故障は火災保険で修理できる?適用されるケースを確認しておこう!
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エコキュートの故障は火災保険で修理できる?適用されるケースを確認しておこう!

2022.06.10
2024.02.02
エコキュートの故障は火災保険で修理できる?適用されるケースを確認しておこう!
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空気中の熱と少ない電力でお湯を湧かせるエコキュートは本体価格と工事費用を合わせると30万円〜50万円程度が相場です。

できるだけ壊れないように大切に使いたいものですが、屋外の敷地に設置するものなので、自然災害によって故障するケースもあります。

エコキュートが自然災害で故障して修理や交換が必要になると高額な費用がかかることになるので困りますよね。

実はエコキュートの故障には、火災保険が適用されることがあります。火災保険というと火災に遭ったときに補償される保険というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実は火災以外にもさまざまな災害や事故に適用されるのです。

この記事では、エコキュートの故障に火災保険が適用されるケースをご紹介します。万が一の時に備えてどのようなケースで火災保険が適用されるか確認しておきましょう。
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小嶋 豊
監修者

水道設備業者 給湯器設備責任者

小嶋 豊 (株式会社プログレス)

株式会社プログレスの代表取締役で22年 暮らしの中で必要なレスキューサービスを提供する株式会社プログレスにて給湯器設備を担当。水回り業務に15年従事し、累計500件の給湯器関連のトラブルを解決。多くのお客様に信頼される「給湯器」のスペシャリスト。

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エコキュートの故障は火災保険で修理・交換できる?

エコキュートが故障した場合、加入している火災保険の契約内容と故障原因によっては、火災保険が適用されることがあります。

火災保険とは

まずは火災保険とはどのようなものか確認しておきましょう。火災保険は火災の被害に遭ったときに補償される保険ですが、補償の適用範囲は火災だけではありません。住まいのさまざまな損害に対して幅広く補償される保険なのです。

たとえば落雷や風災など、さまざまな自然災害によってエコキュートが故障する可能性があります。そのようなときに火災保険に加入していれば、補償される可能性があります。

火災保険の補償対象には「建物」「家財」「建物と家財」の3つがあります。

火災保険の補償対象 対象になるもの
建物 建物本体、門や塀、物置、電気設備、ガス設備など
家財 家具、家電、衣服など

建物には動かすことができないもの、家財には動かせるものが含まれます。火災保険の補償対象を「建物と家財」にすれば、両方とも補償対象になりますが、「建物」または「家財」のみを対象にすれば、どちらか一方しか補償されません。

火災保険でエコキュートは「建物」の扱い

火災保険の補償対象には建物と家財がありますが、エコキュートは建物の扱いになります。

家電であれば家財扱いになりますが、エコキュートは建物に付随した電気設備であり、取り外せないように設置されているため、建物の一部とみなされるのです。

火災保険を「建物」または「建物と家財」で契約していれば、エコキュートが自然災害などで故障したとき、補償対象になります。

エコキュートが故障したときの補償金額

エコキュートが故障して火災保険が適用された場合、全額補償されるわけではありません。エコキュートの補償金額は、次の計算式で算出されます。

補償金額=損害額ー免責額

免責額とは自分で負担する金額のことで、火災保険に加入する際に設定するものです。免責額が小さければ補償金額は高くなりますが、保険料の支払い金額が高くなります。一方、免責額が大きければ保険料の支払い金額は抑えられますが、故障したときの補償金額が少なくなります。

保険金請求の手順や必要な書類

保険法の95条により、火災保険の請求期限は3年と定められています。修理が完了していても損害を受けたことを証明できれば保険金を請求できます。

保険金の請求手順は次の通りです。

  • 1. 業者に調査と見積書の作成を依頼
  • 2. 保険会社に連絡
  • 3. 保険会社に必要書類を提出
  • 4. 保険会社の鑑定人が調査
  • 5. 保険金の入金

また、保険金の請求には、主に次の書類が必要です。保険会社によって必要書類が異なりますので、しっかりと確認して揃えておきましょう。

  • 保険金請求書
  • 事故状況報告書
  • 修理見積書
  • 損害明細書
  • 被害の状況がわかる写真

火災保険が適用される故障事例

エコキュートの故障に火災保険が適用されることをお伝えしましたが、具体的にはどのような故障事例に適用されるのでしょうか。

火災保険の補償内容は主に次のものがあります。

補償される範囲 補償内容
火災 失火やもらい火など火災による損害を補償
落雷 落雷による損害を補償
破裂・爆発 ガス漏れなどによる破裂や爆発の損害を補償
風災・雹(ひょう)災・雪災 台風や暴風雨、雹、雪崩などの損害を補償
水災 洪水などの損害を補償
水濡れ 給水設備の事故や漏水など水濡れの損害を補償
建物外部からの物体の落下・飛来・衝突 自動車の衝突などによる損害を補償
盗難 盗難や盗難による損傷・汚損などの損害を補償
不測かつ突発的な事故による破損・汚損 誤って破損や汚損させるなど偶然の事故による損害を補償
騒擾・集団行為等にともなう暴力行為 集団行動などにともなう暴力行為や破壊行為による損害を補償

火災保険の補償範囲は幅広く、これらをすべて補償する場合はフルサポートと呼ばれます。ただし、補償範囲が広いとそれだけ保険料も高くなります。

保険料を抑えるため、あまり必要性が高くない補償は外して保険料を抑えることも可能です。

エコキュートに火災保険が適用される故障事例をご紹介します。

火災でエコキュートに損害が出た

火災によってエコキュートに損害が出た場合は火災保険が適用されます。エコキュートは少ない電気を使ってお湯を沸かすのでオール電化のお宅で設置されることが多いですが、火災のリスクが少ないオール電化でも漏電などで火災が起こる可能性はあります。

また、火災を起こさないように十分注意していても、隣家からのもらい火によって火災の被害に遭うケースもあります。

火災保険という名称の通り、火災保険に加入していれば火災による損害に対して補償を受けられます。

>参考:保険の窓口インズウェブ「火災保険が使える事例」

落雷による過電流でエコキュートが故障した

落雷は自宅に落ちなくても、家電製品が故障することがあります。落雷で過電流が発生するとエコキュート内部の配線が損傷して故障します。落雷後に起動しなかったり、エラーが表示され続けたりすれば、落雷が原因と考えられます。

落雷による故障で火災保険が適用されたケースをご紹介します。

2016年8月24日のお昼ごろ、千葉県の広い範囲でゲリラ豪雨が発生しました。
その際、我が家の近所に落雷が落ち、電気温水器が故障してしまいました。
症状としては、ポンプ等は問題なかったですが、新たなお湯の沸き上げが不能に。なので、落雷後しばらくはお湯が出たようですが、最終的に水しか出なくなりました。
なぜ落雷が原因だとわかったかと言いますと、たまたま家内が在宅中だったからです。落雷後、すぐにキッチンのリモコンパネルにエラー表示が出たそうです。
こうして故障の原因が落雷だとはっきりしていた点はラッキーだったと思います。留守中に起こったことだったら落雷が原因とは気付けなかったかもしれません。

>引用:J’s LOG

この方の場合、翌日にメーカーに修理依頼して、保険会社へも連絡したそうです。その際、「契約書番号」「落雷のあった日時」「故障したもの」「故障の状況」を伝えると「今回のケースならおそらく補償は可能です」と言われたとのこと。

郵送されてくる「保険金請求書」と「写真(建物との関係がわかる全景と故障カ所のアップ)」「修理の見積書」を用意して保険金を請求するように言われたそうです。

落雷による過電流でエコキュートが故障した場合、火災保険が適用されますが、保険会社によっては落雷の事実がわかる証明書の提出が求められることがあります。

落雷に関する証明書は最寄りの気象台などで発行してもらえますが、気象庁ホームページの観測記録を印刷したものを提出するだけでよい場合や、家電メーカーに修理不能証明書を発行してもらう場合もありますので保険会社に確認してみましょう。

>参考:保険の窓口インズウェブ「火災保険が使える事例」

台風による強風でエコキュートが倒れて故障した

エコキュートは屋外に設置しているため、台風がくることがわかっていても、屋内に避難させることはできません。そのため、強風でエコキュートが倒されて故障する可能性があります。または台風で物が飛んできて、エコキュートに当たって損傷する可能性もあります。

火災保険は風災もカバーしているので、台風による強風が原因でエコキュートが故障した場合は補償の対象になります。

ただし、補償内容に風災が含まれていなければ補償の対象外となります。契約中の火災保険の補償内容を見て、風災による被害が補償されるか確認しておきましょう。

>参考:保険の窓口インズウェブ「火災保険が使える事例」

洪水や高潮によってエコキュートが水没した

近年は世界各地で異常気象が目立ち、日本でも豪雨による洪水が発生することがあります。洪水が発生するとエコキュートが水に浸かって故障するケースも考えられます。

火災保険は水災も補償しますが、無条件で補償されるわけではありませんので注意が必要です。

水災には支払い基準が設けられています。洪水や高潮によってエコキュートが水没した場合次の2つの条件に満たなければ補償されません。

  • 建物の保険価格の30%以上の損害があった場合
  • 床上浸水または地盤面から45cmを超えて浸水し損害を受けた場合

この両方を満たさなければいけないケースと、どちらかを満たせばいいケースがありますので確認しておきましょう。

エコキュートは屋外に設置しているため水災の被害に遭いやすいのですが、故障しても火災保険の支払い基準に該当せず、補償が受けられないことがあります。

近年は豪雨による河川の氾濫によって、住宅の機械設備が水害に遭うケースが増加傾向です。

そのため、特定の機械設備について水災による損害の程度に関わらず補償を受けられる「特定設備水災補償特約」を発売する保険会社が増えています。

自然災害が起こりやすい地域にお住まいの方は、水災に備えて特定設備水災補償特約を検討してはいかがでしょうか。

>参考:保険の窓口インズウェブ「火災保険が使える事例」

運転ミスにより車がエコキュートに衝突した

火災保険の補償となるのは自然災害だけではありません。事故による故障にも補償が適用されることがあります。

火災保険は「建物外部からの物体の落下・飛来・衝突」も補償範囲です。たとえば運転ミスによって車がエコキュートに衝突する事故が起きたときも火災保険が適用されます。

火災保険は火災や自然災害のみ補償されるというイメージをお持ちの方も多いでしょうが、事故で衝突した場合も適用されるので、いざというときに安心です。

>参考:保険の窓口インズウェブ「火災保険が使える事例」

子どもがエコキュートにボールをぶつけて故障した

庭や自宅前の道路で子どもがボール遊びをしていて、エコキュートにボールをぶつけてしまうというケースもあるでしょう。

ボールがぶつかった衝撃でエコキュートが故障した場合、補償内容に破損・汚損が含まれていれば、火災保険が適用されます。

エコキュートは屋外に設置するため、ボールなどが飛んできて破損する可能性はゼロではありません。火災保険に入っていれば、そのような不測かつ突発的な事故による損傷に対応しているので安心です。

ただし、補償されるのはあくまで予測できない事故に対してです。ボールをわざとぶつけてエコキュートが故障した場合は補償の対象外になります。

>参考:保険の窓口インズウェブ「火災保険が使える事例」

火災保険を適用できない故障事例

エコキュートの幅広い補償範囲をご紹介いたしましたが、どのような故障でも火災保険が適用されるわけではありません。故障しても次のようなケースは火災保険の適用外です。

経年劣化による故障

エコキュートには他の給湯機器と同じように寿命があります。毎日使用するものなので、長く使用しているうちに経年劣化するのは仕方がないことです。

エコキュートが経年劣化によって故障した場合、火災保険は適用されません。火災保険は不測かつ突発的な事故が原因で発生した被害を補償するものです。そのため経年劣化による故障は火災保険が適用されません。

エコキュートの耐用年数は約10年〜15年なので、不適切な使い方をしなくても経年劣化によりいずれは不具合が出てきます。

メーカーの保証期間を過ぎていたら、自己負担で修理か交換することになります。

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地震による故障

地震は自然災害ではありますが、火災保険の対象外です。火災保険に加入していても、地震によるエコキュートの故障は補償されません。

地震は被害が大規模になるため、火災保険では適用されないのです。

日本は地震が多い国なので、地震による故障にも備えておきたいという方も多いのではないでしょうか。その場合は、火災保険に加えて地震保険にも加入しておく必要があります。

ただし、地震保険の保険金額は、火災保険のように実際の損害額が支払われるものではありません。

建物の被害の程度から次のように保険金額が決まります。

建物の被害の程度 保険金額
全損 地震保険金額の100%
大半損 地震保険金額の60%
小半損 地震保険金額の30%
一部損 地震保険金額の5%

このように建物の被害の程度を「全損」「大反損」「小反損」「一部損」と判断し、被害の度合いによって保険金額のどのくらいの割合が保険金として支払われるか決まります。

そのため、たとえエコキュートが地震によって倒れて故障しても、建物に地震による被害がなければ地震保険に加入していても補償を受けられません。

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火災保険の補償内容を確認する方法

万が一の災害時も火災保険に入っていると安心です。しかし、エコキュートが火災保険で補償の対象になるかの判断は、保険会社によって異なります。

念のため、加入中の火災保険でエコキュートが補償されるか確認しておいた方がよいでしょう。

また、火災保険は幅広いトラブルに対応していますが、加入中の火災保険で補償されるか否かは契約の補償内容によって異なります。

加入している火災保険では、どのようなケースで補償されるか確認しておきましょう。火災保険の補償内容を確認する方法をご紹介します。

保険証券を見る

保険証券には、加入中の保険に関する情報が詳しく記載されています。補償内容についても記載されているため、確認しておきましょう。

火災保険は幅広い自然災害への補償に対応していますが、補償内容に含まれていないこともあります。

たとえば風災特約がついていなければ、強風で飛んできたものがエコキュートに当たって故障したときなどに補償の対象になりません。最近の火災保険には風災特約がついていることが多いのですが、住宅ローンを組むために加入した火災保険には付帯されていないことがあるので確認が必要です。

保険証券を見て、火災保険の補償範囲を確認しておいた方がよいでしょう。

また、エコキュートは建物として補償されますが、取り扱いが保険会社によって異なることがあります。加入中の保険会社に確認しておいた方がよいでしょう。

ウェブのマイページから確認する

保険会社の多くでは、個人のお客様向けのインターネットサービスとして、マイページの開設をおこなっています。マイページは保険会社のホームページ上で新規登録すれば、簡単に開設できます。

マイページは氏名やメールアドレス、パスワード、証券番号などを入力すれば、簡単に新規登録できます。マイページが見られるように登録しておけば、パソコンやスマホからログインするだけで保険の契約内容の照会や、各種変更手続き、事故や災害の連絡などが可能です。

保管している保険証券をすぐに確認できないときや、外出先で確認したくなったとき、登録しているIDとパスワードでログインすれば、すぐに確認できるので便利でしょう。

まとめ

エコキュートは高額なので、自然災害や思いがけない事故で故障してしまうと修理費用や交換費用のことが心配になりますね。

しかし、故障した原因が火災保険の補償範囲であれば、補償されるので安心です。

火災や落雷、水災など、自然災害はいつ起こるかわからないので、もしものときに補償される火災保険に加入しておくと安心です。

水災に関しては火災保険が適用されるための条件がありますので、損害の程度に関わらず補償を受けられる「特定設備水災補償特約」を検討するという方法もあります。

ただし、火災保険に加入していれば、さまざまな災害で補償されるとは限りません。加入している保険の契約内容に含まれていなければ補償されないため、ご自身が契約している火災保険の補償内容を把握しておく必要があります。

ご加入中の火災保険ではどこまでカバーされるのか、確認しておいてはいかがでしょうか。

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