パナソニック製エコキュートの修理の際に役立つ費用目安や依頼先ガイド

パナソニック製エコキュートの故障の際に起こる症状

パナソニック製エコキュートが故障した際、以下のような症状が見られる場合があります。

今使っているエコキュートにこのような症状が見られた場合は故障の可能性があるため注意して下さい。

お湯や水が出ない

パナソニック製エコキュートからお湯や水が出ない場合、以下のような原因が考えられます。

貯湯タンクがお湯切れ

貯湯タンクのお湯切れの場合、水は出るがお湯は出ない状態となります。

パナソニックのエコキュートに限らず、エコキュートは貯湯式の給湯器であるため、貯湯タンクにお湯を溜めておき、そのお湯を使う仕組みとなっています。

そのため、貯湯タンク内にお湯がない場合はお湯が出ません。

この場合は沸き増しを行うことで再びお湯が出るようになりますので試してみて下さい。

止水栓の開け忘れ

エコキュートに水を通す際の止水栓が閉まっている場合、水は出るがお湯は出ない状態となります。

エコキュートは貯湯タンクの下部に流れ込む水の圧力を利用して、お湯をタンク上部に押し上げているため、止水栓が閉まっていると水の圧力を得られず、その結果、お湯が出ない状態となります。

この場合、貯湯タンク下部にある止水栓を開けることでお湯が出るようになりますので、まずは止水栓を確認しましょう。

給水ストレーナーの詰まり

給水ストレーナーは給水配管と貯湯タンクのつなぎ目にあるフィルターのことで、これが詰まっていると水は出るがお湯は出ないという状態になります。

給水ストレーナーが詰まることで、貯湯タンクへの水の流れが弱くなってしまい、その結果、貯湯タンクのお湯を押し上げる圧力が弱くなるため、お湯が出なくなってしまいます。

給水ストレーナーのつまり自体は歯ブラシなどで簡単に除去することができますので、不具合時のみならず、普段から掃除しておきましょう。

エコキュートを設置したばかり

お湯が出ない原因が、エコキュートを設置したばかり、という可能性もあります。

エコキュートがお湯を沸かすタイミングは電気料金が比較的安い深夜帯であるため、例えば引っ越してすぐにお湯を使おうと思っても、まだお湯が沸きあがっていないということもあります。

そのため、すぐにお湯を使いたいのであれば沸き増し機能を利用することでお湯を使えるようになりますが、それでも約2時間ほどかかるため、すぐにお湯を使わなくても問題なければ一晩経過するのを待つのが良いでしょう。

一時的なエラー

エコキュートの一時的なエラーが原因でお湯が出ない可能性があります。

エコキュートには「エラーコード」と呼ばれる英数字が表示されることがあり、エラーによってお湯が出なくなることもあります。

エラーコードにはそれぞれ意味があり、どんなトラブルがどんな原因で起きているのかを把握することができるため、中には自分で対処することができるエラーもあり、以下のようなエラーです。

上記以外のエラーの場合、内容によっては自分で解決できない場合もありますので、その際は業者に連絡しましょう。

エコキュート本体の故障

エコキュート本体が故障した場合、お湯だけが出ない（水は出る）もしくはお湯も水も出ないという症状が起こる可能性があります。

例えば、お湯のみが出ない場合は内部の温度センサーや電子基板などに不具合があり、貯湯タンクからの漏水の場合はお湯も水も出ないというトラブルが考えられます。

エコキュート本体は自分で修理をすることは難しいため、業者に連絡し修理や交換を依頼しましょう。

配管の凍結・断水

配管の凍結や断水などで水がエコキュートまで流れていない場合、お湯だけではなく水もでなくなります。

外気温が0度を下回る場合は配管の凍結の可能性があり、それ以外でも近隣で水道工事があれば断水になってしまう可能性があります。

凍結の場合は自然解凍を待つか、配管にタオルをかぶせてぬるま湯をかけることで解凍することも可能です。

断水に関しては、復旧を待ちましょう。

パナソニック製エコキュートの修理費用

パナソニック製エコキュートでは以下の業者が修理を行います。

それぞれかかる費用に違いがありますので、詳しくご紹介します。

パナソニックテクノサービスに依頼した場合にかかる費用

パナソニックテクノサービスに修理を依頼した場合にかかる費用は約5,000円～110,000円となります。

かかる費用に関しては使用しているエコキュートの機種や故障内容、交換する部品によって変動がありますが、部品代+技術料+出張料をあわせてこのくらいの金額となっています。

また、公式サイトでは修理料金の目安を公開しており、品番と症状を選択することで修理料金の概算をみることができます。

出典：Panasonic「修理診断ナビ」

また、パナソニックに修理を依頼する場合の問い合わせ先は以下です。

給湯器専門業者に依頼した場合にかかる費用

給湯器専門業者に修理を依頼した場合にかかる費用は約15,000円～75,000円程度です。

こちらも故障の原因や修理箇所、使用する部品やどの業者に依頼するかによって費用は変動します。

ただし、メーカーによる修理と違い、アフターサポート部分が充実している場合もあるため、うまくいけば安い金額で修理でき、なおかつ充実したアフターサポートを受けることもできます。

一方で、エコキュートの修理を受け付けていない業者も多く、また受け付けている業者の中でもぼったくりを行なうような悪質な業者も存在します。

そのため、どんな業者に依頼するのかをきちんと見極めることが重要です。

修理・交換を判断する基準

パナソニック製のエコキュートを修理すべきか、交換すべきかで迷った場合は以下を確認してから決めましょう。

使用している年数

エコキュートの寿命は10年～15年と言われており、この年数を超える期間、エコキュートを使用している場合は交換した方が良いでしょう。

エコキュートには大きく分けて「ヒートポンプユニット」と「貯湯タンク」に分かれていますが、「ヒートポンプユニット」は5年～15年、「貯湯タンク」は10年～15年程度が耐用年数だと言われています。

10年以上使用しているエコキュートに関しては部品の劣化が進んでいる可能性があります。

そのため、もしもお使いのパナソニック製エコキュートを10年近く使用しているのであれば、交換も視野に入れましょう。

エコキュートの保証期間

パナソニック製エコキュートの保証期間内に故障した場合は、修理の方がおすすめです。

Panasonicではエコキュート本体・リモコンは1年、ヒートポンプユニット内の冷媒系統は3年、貯湯タンクは5年の保証がついてきます。

また、「長期安心修理サービス」に申し込むことで、有料にはなりますが保証期間を5年・8年・10年のいずれかに延長することができます。

それ以外にも、給湯器専門業者では独自の保証サービスがあり、今使用しているパナソニック製エコキュートを給湯器専門業者から購入した場合でも保証が付いている場合があります。

保証期間内であれば、故障した場合でも無料で修理してもらえる、もしくは通常よりも安い価格で修理をしてもらえることがあります。

もちろん、寿命・耐用年数のこともありますので長期間使用しているのであれば買い替えを検討したほうが良い場合もあります。

しかし、無料で修理をしてもらえる保証期間内であれば一度修理を依頼し、問題なく使える状態で新しいエコキュートを検討するのが良いでしょう。

パナソニック製エコキュートを修理してくれる業者の選び方

パナソニック製エコキュートを修理してもらえる業者は以下のようなポイントを意識して選びましょう。

上記は、業者が本当に信頼できるかを測る基準ですので、是非参考にしてください。

保証やアフターサービスが充実しているか

保証やアフターサービスの有無、その内容が充実しているかを確認し、充実している業者を選ぶようにしましょう。

エコキュートには寿命がありいつかは必ず故障してしまうため、そうなった際に保証やアフターサービスが充実している業者であれば安心して修理を依頼することができます。

メーカーであるPanasonicの場合はメーカー保証がありますがその期間も短いため、延長保証を利用するのが好ましいでしょう。

給湯器専門業者の場合は、業者ごとに保証・アフターサービスの内容が違いますので、依頼前にはアフターサービスや保証制度を必ず確認しましょう。

修理実績が豊富か

ホームページ内に掲載されている修理実績を確認し、修理実績が豊富な業者を選ぶようにしましょう。

修理実績が豊富な業者はそれだけ知識や経験、技術力の面で信頼することができます。

ホームページ内に掲載されている修理事例の件数だけではなく、その内容もより詳細に記載されている方が信用できる業者である可能性があります。

例えばどんな修理を行なったのか、金額はいくらで、どのくらいの時間がかかったのか、それに対するお客様の声や、写真などがあればよりよいでしょう。

見積もり内容やスタッフの応対

見積もりの内容やスタッフの応対に不信感がないかを、修理前の見積もり時に確認しておきましょう。

見積もり内容に関しては、後々追加料金を取られないように、どんな作業にいくらかかるのかを明確に記載されているかを確認しましょう。

もし仮に、明確に記載されていない場合はその詳細を分かりやすく説明してくれるかが確認ポイントです。

また、スタッフの応対に関しても、態度だけではなく説明が丁寧でわかりやすいかなどもポイントになり、それは作業スタッフのみではなく、電話で相談した際のオペレーターやメールの文章も対象になります。

この方法は複数の業者で相見積もりをおこなうことでより顕著に比較することができますので、手間はかかりますが相見積もりを行い業者同士を比較してください。

エコキュートの修理業者については業者の選び方などはこちらの記事でも詳しくご紹介していますので参考にしてください。

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パナソニック製エコキュートの修理は業者に依頼しよう

パナソニック製エコキュートが故障してしまった場合、まずはその原因を特定し、それがエコキュートの故障であれば、自分で修理するのはおすすめできません。

そのため、如何に信頼できる業者に修理を依頼できるかが重要になってきます。

今回ご紹介した内容を参考に、ご自身の目で確かめて信頼できると感じた業者にエコキュートの修理を依頼しましょう。

パナソニックのエコキュートの修理に関する よくある質問

パナソニックのエコキュートを修理する際の連絡先はどこ？

パナソニックでは「修理サービスサイトにアクセスする」、もしくは「修理ご相談窓口への電話で連絡する」方法があります。それぞれの連絡先は下記です。

・パナソニック修理サービスサイト：https://club.panasonic.jp/repair/
・パナソニック修理ご相談窓口：0120-878-554（携帯電話からもご利用になれます。）

パナソニックにエコキュートの修理を依頼した場合の金額はどのくらい？

パナソニックテクノサービスに修理を依頼した場合にかかる費用は約5,000円～110,000円となります。使用しているエコキュートの品番と症状が分かれば修理料金の目安を案内してくれるサイトもありますので参考にしてください。

パナソニック修理診断ナビ：https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/monshin/kata/HE-

パナソニックのエコキュートにエラーコードが表示された場合はどうしたらいい？

エラーコードにはそれぞれ意味があるため、公式サイトや取扱説明書内に記載されているエラーコードの内容や原因を確認し、適切な対処を行なう必要があります。パナソニックのエコキュートのエラーコードについてはこちらに一覧表がありますのでご確認ください。

パナソニックのエコキュート異常表示一覧表はこちら