X(旧Twitter)で配信されている『竹山家のお茶の間で団らん』は、カンニング竹山さんがパパ役、篠田麻里子さんがママ役、越智ゆらのさんが娘役を務める家族会議型バラエティ番組。今知っておきたいアレコレを深掘りするという内容で、バラエティに富んだテーマが扱われている。

1月17日(水)には、そんな『竹山家のお茶の間で団らん』の第20回目が配信された。今回はその内容を振り返っていこう。

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地層処分を学ぶシリーズの4回目は科学技術館からスタート

第20回目のテーマは「地層処分」。これまでにも3回にわたり番組で取り上げてきたテーマであり、竹山家の3人は北海道幌延町や神恵内村、青森県六ヶ所村を訪れて地層処分について学んできた。

4回目となる今回の舞台は東京都。地層処分事業を行うNUMO(原子力発電環境整備機構)の他、科学技術館も訪問。様々な体験を通して地層処分や電気について理解を深めていった。

まず3人が訪れたのは東京都千代田区にある「科学技術館」。科学技術や産業技術に関する知識を広く普及・啓発する目的で設立された施設だ。

ここで最初に体験するのは「デンキファクトリー」。生活に欠かせないものでありながら、意外と知らないことも多い「電気」について楽しく体験しながら学べるスペースである。

デンキファクトリーの目玉のひとつは、高い電圧をかけることで空気の中を電気が流れる現象の「アーク放電」を見ることができる装置。実際にアーク放電を見た竹山パパは「これが一番初めの電気?」と興味津々。麻里子ママやゆらのも思わず「すごい!」と感心していた。

では、当たり前のように使っている電気はどのように生み出されているのか。電気をつくることの大変さを体験できるのが「発電サイクリング」コーナーだ。ここでは設置された自転車のペダルを漕ぐことで、電気を作り出すことができる。何気なくペダルを漕ぎ始めた竹山パパだったが、目の前のテレビを点灯させられるだけの電気を維持するためには、予想以上の速さでペダルを漕ぐ必要があり、「めちゃくちゃ重労働だな!」とへとへとに。その後は麻里子ママ、ゆらのも加わって3人で自転車を漕ぐも、「めっちゃつらい!」(ゆらの)、「誰かがサボってるって!」(竹山パパ)と大騒ぎに。体験を終えた麻里子ママは「 (電気の)ありがたみが分かりますね」とあらためて電気の大切さに思いを馳せていた。

体験型ゲームを通して地層処分を楽しく学ぶ

さらに3人が向かったのは、科学技術館の中にある地層処分を学べるスペース「アトミックステーション ジオ・ラボ」。原子力エネルギーや自然エネルギー、化石燃料等が持つ特性をジオラマ装置や体験展示、解説パネルによって学べるスペースである。

ここでも竹山パパが率先して太陽光発電や風力発電を体験。自転車からの流れで疲れ切っている竹山パパにゆらのが「パパなんでそんな汗かいてるの?」と声をかけ、これに竹山パパが「(ひとりで)全部やってるからだよ!」とツッコむ場面もあった。

さらに3人は3種類の体験型ゲームにも挑戦。カメラで体をスキャンしてアバターをつくり、体を動かしながら楽しく地層処分について学べるというゲームである。たとえば、原子力発電に伴って発生する高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)を「オーバーパック」という金属の容器で覆うゲームや、地下300メートル以上の深い安定した岩盤を目指して穴を掘り進めるゲーム、オーバーパックの周りを緩衝材として使用する「ベントナイト」という粘土で覆うゲームなどが用意されている。想像以上に楽しいゲームに、3人は思わず番組を忘れて熱中。竹山パパも「おもしろい! 子どもたちもできるし、体験しながら学べる」と絶賛していた。

特別にジオ・ラボ号に乗車! ベントナイトを使った実験も体験

実は今回、科学技術館ではNUMOの協力のもと、竹山家のために特別な体験を用意してくれていた。それが、「ジオ・ラボ号」の見学。ジオ・ラボ号は地層の特性や地下300メートル以上深い場所につくられる処分場のイメージを、映像や壁面展示によって楽しく学べる展示車である。普段は日本全国を回っており、地層処分について広く伝える活動を行っている。

そんなジオ・ラボ号に乗り込んだ3人を待っていたのは、98インチの大型モニターと地層の中をイメージした内装。実はこの点が評価され、ジオ・ラボ号は2022年にディスプレイ産業優秀賞を受賞しているという。

この意外な内装に竹山家の3人も「シアターだ!」(ゆらの)、「車の中って思わないよね」(麻里子ママ)と大興奮。98インチの大型モニターで地層処分の解説映像を楽しんでいた。

さらに、「ベントナイト」を使った実験も体験。ベントナイトとは、高レベル放射性廃棄物の地層処分において「人工バリア」の緩衝材として使われる粘土鉱物の一種で、オーバーパックの周りを覆うことで、地下水とガラス固化体の接触をおさえ、放射性物質の移動を遅らせる役割がある。

実験を通してベントナイトの特性を学んだ3人。貴重な体験に、麻里子ママは「お子さんも来やすいし」、竹山パパは「意外と親でも知らないよね」とコメントしていた。

NUMO本社で語られた技術者たちの想い

最後に3人が向かったのは、地層処分事業を行っているNUMO本社。さっそく理事長室を訪問したところ、出迎えてくれた近藤駿介理事長と竹山パパが知り合いだったという事実が判明。竹山パパはこれまで近藤氏がNUMO理事長だったことを知らなかった様子で、思わぬサプライズに「理事長だったんですか!? 大学の先生では?」と本気で驚いた様子を見せていた。

そんな近藤理事長に、3人は地層処分について質問を投げかけていく。

「これから地層処分はどうなっていくのか」という質問に対して近藤理事長は、「まず日本のいろんな場所の地下を調べて、地層処分場に適しているところ、まずは場所を見つけることが必要」とコメント。

さらに、竹山パパの「長崎の対馬で文献調査も受け入れないという結論が出たことについてはどう考えるのか」という質問については、「対馬の皆さんには一生懸命考えていただいた。感謝している」と語っていた。

また、NUMOの使命については、「地域社会の皆様と共生してこの事業を進めること」とした上で、「そのために我々は信頼される組織・人間にならないといけない」と想いを述べた。

さらに、竹山家の3人はNUMOの技術者とも懇談。笑顔があふれる雰囲気の中、「なぜNUMOの技術者になろうと思ったのか」との質問に、技術者それぞれの地層処分事業に対する想いが語られた。 また、フランスに出張中の技術者ともオンライン会議でつなぎ、地層処分にかける想いや、海外の技術者とどのような交流を行っているのかなどについてトークが繰り広げられた。

最後に今回のロケを通して、麻里子ママは「みんなの未来のために考えてくれている。もっと良いものがあるんじゃないかという研究がすごい」とコメント。ゆらのは「開発者の方の想いを知ることができて勉強になった」と感想を述べ、竹山パパも「我々も考えていかないといけない」と思いを新たにしていた。

『竹山家のお茶の間で団らん』の第20回放送は現在、アーカイブ配信でも試聴できる。ぜひチェックしてみてほしい。

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[PR]提供:原子力発電環境整備機構